オルトジクロロベンゼン‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 オルトジクロロベンゼンは、「公衆衛生用薬」の「有機塩素系殺虫成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「有機塩素系殺虫成分

 「有機塩素系殺虫成分(DDT等)は、日本ではかつて広く使用され、感染症の撲滅に大き な効果を上げたが、」

 「残留性や体内蓄積性の問題から、現在ではオルトジクロロベンゼンウジ、ボウフラの防除の目的で使用されているのみとなっている」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「オルトジクロロベンゼン」は、「公衆衛生用薬」の「有機塩素系殺虫成分」に登場します。

 市販薬には、「アース バポナ うじ殺し液剤 500ml×12本 」などがあります。

 当該成分は、ときおり試験に顔を見せます。優先順位は「高い」です。

過去問○×問題

 オルトジクロロベンゼンは…、

 ① オルトジクロロベンゼンは、残留性や体内蓄積の問題から、当該成分のみが、蛆(ウジ)やボウフラの防除で用いられる。

 ② オルトジクロロベンゼン・・・・・・有機塩素系殺虫成分

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

 ②の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「オルトジクロロベンゼンは、残留性や体内蓄積の問題から、当該成分のみが、蛆(ウジ)やボウフラの防除で用いられる」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「有機塩素系殺虫成分」の「オルトジクロロベンゼン」は、ウジやボウフラの防除に用いられます。

 「ウジやボウフラ」のところは、衛生害虫の論点とも関わるため、何気に問われます。押えておきましょう。

 よって、①は、「○」となります。

 ちなみに、先に挙げた医薬品にも、ラベルの効能に「ウジ・ボウフラの駆除」と明記されています。

②は絶対レベル

 ②の「オルトジクロロベンゼン・・・・・・有機塩素系殺虫成分」ですが、基本問題です。

 オルトジクロロベンゼンは、ごぞんじのように「有機塩素系殺虫成分」です。

 よって、②は、「○」となります。

 基本中の基本なので、暗記しておきましょう。

試験ポイント

 殺虫剤の頻出論点は、「何系の殺虫剤か」です。

 たとえば、「ペルメトリンは、有機リン系の殺虫剤である」などと出題される、ってな塩梅です。

 なぜ、こういう問題が出るかというと、「使用上の注意」があるためです。

 殺虫剤を誤飲した場合の対応として、「何系の殺虫剤を飲んだのかを医師に伝えたうえで診断を受ける」という措置があるのです。

 んなもんで、殺虫剤の場合、「何系か」を、まず注意しないといけないといった寸法で、よって、本試験でも頻繁に問われるといった次第です。

 殺虫剤では、「成分名‐名称」がド頻出ですので、きっちり、憶えて行ってください。

 なお、先の例題ですが、「ペルメトリン」は、「ピレスロイド系殺虫成分」なので、当該選択肢は「×」と相なります。

コツ的なこと

 登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。

 次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。

 実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。

 先に挙げた、「アース バポナ うじ殺し液剤 500ml×12本 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。

 テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。


他のページ

 「有機塩素系」の殺虫成分は、当該「オルトジクロロベンゼン」のみです。リンクはありません。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする