本問は、「適正使用」の「添付文書の使用上の注意」の問題です。いわゆる「医薬品的な問題」です。それ相応の対策を取らないと点が取れないので、シッカリ当たっておきましょう。キチンと勉強した人なら、大丈夫です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「パパべリン塩酸塩が配合された医薬品は、眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがあるため、「緑内障の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。」ですが、正しい記述です。
「パパベリン塩酸塩」ですが、選択肢の言うように、「緑内障の診断を受けた人」は、「相談すること」となっています。
そこそこ問われるところなので、「相談すること‐基礎疾患2」で、対策を練っておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「マオウが配合された医薬品は、肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため、「糖尿病の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。」ですが、正しい記述です。
「マオウ」ですが、「糖尿病」の診断を受けた人は、「相談すること」となっています。
参考:相談すること‐基礎疾患2
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「マオウ」ですが、「適正使用」で登場する数少ない生薬です。
出題者からすると、実に問題を作りやすいので、これを機に、憶えてしまいましょう。
選択肢3の「カンゾウが配合された医薬品は、過剰のアルミニウムイオンが体内に貯留し、アルミニウム脳症、アルミニウム骨症を生じるおそれがあるため、「腎臓病の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。」ですが、誤った記述です。
「カンゾウ」は、「アルミニウム脳症、アルミニウム骨症を生じるおそれ」はありません。
選択肢の言う「アルミニウム脳症ウンヌン」が「相談すること」なのは、「スクラルファート」などです。
参考:相談すること‐基礎疾患2
本問は、「相談すること」の中でも、基本問題なので、解けるようになってください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
さて、「カンゾウ」が「相談すること」なのは、たくさんあるので、「高齢者」くらいを押えておけばいいでしょう。
参考:相談すること‐高齢者
また、「カンゾウ」といえば、「偽アルドステロン症」です。
選択肢4の「トラネキサム酸(内服)は、生じた血栓が分解されにくくなるため、「血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎等)」、「血栓症を起こすおそれのある人」は「相談すること」とされている。」ですが、正しい記述です。
頻出論点です。
「トラネキサム酸」ですが、「血栓のある人等」は「相談すること」となっています。
参考:相談すること 基礎疾患3
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「誤ったもの」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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