本問は、「適正使用」の「被害救済制度」についての問題です。難しい選択肢が1つあり、また、この選択肢の正否が最終解答に直に影響します。最終解答は、運否天賦です。再出題に備えて、復習はしておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「医薬品を適正に使用したにもかかわらず発生した副作用による被害者の迅速な救済を 図るため、製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として運営が開始された。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、独立行政法人医薬品医療機器 総合機構法(平成14年法律192号)19条の規定に基づいて、製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金が充てられるほか、事務費については、その2分の1相当額は国庫補助により賄われている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
事務費の方に、1/2の国庫補助があるので、注意してください。
しばしば、「逆」パターンで、「給付費に1/2の国庫補助がある」などと、出題されています。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「独立行政法人医薬品医療機器総合機構においては、(公財)友愛福祉財団からの委託を受けて、スモン患者に対する健康管理費用の支給等を行っている」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「スモン患者」のところです。
難しい選択肢です。
手引きには…、
『総合機構においては、関係製薬企業又は国からの委託を受けて、裁判上の和解が成立したスモン患者に対して健康管理手当や介護費用の支払業務を行っている。』
『また、(公財)友愛福祉財団からの委託を受けて、血液製剤によるHIV感染者・発症者に対する健康管理費用の支給等を行っている。』
…とあります。
「友愛福祉財団からの委託」を受けているのは、「HIV感染者・発症者」に対する支援です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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