本問は、「適正使用」の「添付文書の記載」の問題です。小難しい選択肢が1つありますが、他の選択肢は、基本レベルです。最終解答は、導けるはずです。テキストを精読しておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「消費者相談窓口として、製造販売業者に許可を与えた都道府県の許可担当部門の名称、電話番号が記載されている。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。一瞬、キョトンとします。役所の電話番号を知ってどうしようというのでしょうか。
当然ですが、“製造販売元の製薬企業”の窓口担当部門の名称、電話番号、受付時間等が記載されています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「有効成分が不明な場合は、成分及び分量の項目については記載されていない。」ですが、誤った記述です。
小難しい選択肢です。
手引きには…、
『有効成分の名称(一般的名称のあるものについては、その一般的名称。有効成分が不明なものにあっては、その本質及び製造方法の要旨。)及び分量が記載されている』
…とあります。
「有効成分が不明な場合」は、一般的な名称の代わりに、「その本質及び製造方法の要旨」が記載され、そして、分量が記載されます。
選択肢には、「分量の項目については記載されていない」とあるので、ここが明らかに間違いとなります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
本問は、実にややこしく、また、そう出ないところです。でも、問題の「使い回し」に備えて、復習だけはしておきましょう。
選択肢cの「医薬品の使用のみに頼ることなく、日常生活上、どのようなことに心がけるべきかな どについて、記載されていることがある」ですが、正しい記述です。
いわゆる「養生訓」が、添付文書に記載されることも“あります”。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、記載されることも“ある”だけであり、記載が義務ではないので、注意してください。
たとえば、「添付文書には、養生訓を記載しなくてはならない」だと、「×」です。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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