本問は、「想定問答」についての問題です。こういう問答形式の問題も出ますが、要は、知識を問うているだけです。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
aの「購入者」の「小児の用法・用量の記載がない大人用の薬を半分にして子供に服用させてもよいですか。」に対して、登録販売者の「小児の用法・用量のない大人用の薬は、量を少なくしても小児に服用させることは避けてください。小児の用法・用量の記載のある薬を服用させてください。」という対応ですが、正しい記述です。
そのとおりです。大人の薬を半分にすれば、子供に与えてよいわけではありません。
「アスピリン」や「サザピリン」、「イブプロフェン」などのように、「15歳未満の小児」に使用してはならないものがあります。
選択肢の言のように、「子供の用法用量のあるものを服用」が正しいです。
よって、選択肢の「a」は、「正」と相なります。
bの「購入者」の「現在授乳中ですが、テオフィリンが配合されたこの鎮咳去痰薬を服用してもよいですか。」に対し、「登録販売者」の「テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬であれば、授乳中の方でも安心して服用できます。」ですが、誤った記述です。
「テオフィリン」は、乳児に神経過敏を起こすことがあるため、安心して使えるものではありません。
よって、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。
テキストによっては、「テオフィリン」が載ってないときがあります。が、選択肢のaとcから正解は導けるので、両選択肢をシッカリ勉強しておきましょう。
cの「購入者」の「鶏卵アレルギーがありますが、鶏卵アレルギーのある人が服用できない下痢止めはありますか。」に対して、「登録販売者」の「タンニン酸アルブミンは鶏卵の卵白から抽出したたんぱく質であるため、含有する下痢止めは鶏卵アレルギーの人には危険ですので、絶対に服用しないでください。」の対応ですが、誤った記述です。
鶏卵アレルギーの人が使用できないのは、「リゾチーム塩酸塩」が配合されたものです。
参考:リゾチーム塩酸塩
よって、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。
タンニン酸アルブミンを使用できないのは、牛乳アレルギーの人です。
ところで、「食べ物系」の論点をまとめた「食べ物アレルギー系(鶏卵アレルギー・牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ‐登録販売者」の方も、一読ください。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、「5」と相なります。
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
101問:適正使用情報・・・「ふつう」。
102問:添付文書1・・・「ふつう」。
103問:添付文書2・・・「ふつう」。
104問:次の人は使用(服用)しないこと・・・「ふつう」。
105問:運転操作をしないこと・・・「ふつう」。
106問:大量に使用(服用)しないこと・・・「ふつう」。
107問:長期連用しないこと・・・「ふつう」。
108問:想定問題・・・「ふつう」。取れる。
109問:添付文書の使用上の注意・・・「ふつう」。
110問:保管及び取扱い・・・「ふつう」。
111問:製品表示・・・「ふつう」。
112問:緊急安全性情報・・・「ふつう」。
113問:PMDA・・・「ふつう」。
114問:副作用等報告・・・「ふつう」。
115問:副作用情報等の評価及び措置・・・「ふつう」。
116問:医薬品副作用被害救済制度・・・「やさしい」。
117問:救済制度の給付・・・「ふつう」。
118問:救済制度の支給対象・・・「ふつう」。
119問:安全対策・・・「ふつう」。
120問:啓発活動・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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