105問‐大阪府 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「運転操作をしないこと」についての問題です。各医薬品成分のド定番の論点です。すべて答えられるようになっておきましょう。テキストや過去問で、しっかり押えておいてください。

105問‐運転操作をしないこと

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:1

 「1」の「カフェイン」ですが、「眠気防止薬」に配合される成分です。

 読んで字の如く、眠気がでないので、カフェインには、「運転操作をしないこと」の注意書きはありません。

 参考:カフェイン

解説:2

 「2」の「合成ヒドロタルサイト」ですが、これは、「制酸成分」です。

 胃酸を抑える成分なので、「運転操作をしないこと」の注意書きはありません。

 参考:合成ヒドロタルサイト

解説:3

 「3」の「メチルオクタトロピン臭化物」ですが、これは、「胃腸鎮痛鎮痙薬」の「抗コリン成分」です。

 当該抗コリン成分は、副作用に、眠気、眼のかすみ、異常なまぶしさが生じます。

 んなもんで、「運転操作をしないこと」の注意書きが記載されています。

 よって、選択肢3が、答えとなります。

 参考:メチルオクタトロピン臭化物

解説:4

 「4」の「シアノコバラミン」ですが、これは、いわゆる「コバラミン類」で、「ビタミン12」のことです。

 ビタミンB12に、「運転操作をしないこと」の注意書きはありません。

 参考:ビタミンB12

解説:5

 「5」の「イブプロフェン」ですが、これは、「解熱鎮痛成分」です。

 イブプロフェンに、「運転操作をしないこと」の注意書きはありません。

 当該イブプロフェンの注意書きには、「一般用医薬品としては、15歳未満の小児に使用しない」があります。

 参考:イブプロフェン

答え

 こんな次第で、答えは、「3」と相なります。

 正解:3

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適正使用

 101問:適正使用情報・・・「ふつう」。

 102問:添付文書1・・・「ふつう」。

 103問:添付文書2・・・「ふつう」。

 104問:次の人は使用(服用)しないこと・・・「ふつう」。

 105問:運転操作をしないこと・・・「ふつう」。

 106問:大量に使用(服用)しないこと・・・「ふつう」。

 107問:長期連用しないこと・・・「ふつう」。

 108問:想定問題・・・「ふつう」。取れる。

 109問:添付文書の使用上の注意・・・「ふつう」。

 110問:保管及び取扱い・・・「ふつう」。

 111問:製品表示・・・「ふつう」。

 112問:緊急安全性情報・・・「ふつう」。

 113問:PMDA・・・「ふつう」。

 114問:副作用等報告・・・「ふつう」。

 115問:副作用情報等の評価及び措置・・・「ふつう」。

 116問:医薬品副作用被害救済制度・・・「やさしい」。

 117問:救済制度の給付・・・「ふつう」。

 118問:救済制度の支給対象・・・「ふつう」。

 119問:安全対策・・・「ふつう」。

 120問:啓発活動・・・「ふつう」。

H30 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H30 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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