75問‐大阪府 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、医薬品の副作用についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。

75問‐医薬品の副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 aの「黄疸では、皮膚や白眼が黄色くなるほか、尿の色が濃くなることもある。」ですが、正しい記述です。

 選択肢の言うように、黄疸になると、尿の色が濃くなることもがあります。

 黄疸 とは、ビリルビン(黄色素)が胆汁中へ排出されず血液に滞留することより生じ、皮膚や白眼が黄色くなる病態です。

 当該ビリルビンは、尿に入ることで、尿の色が濃くなります。

 よって、選択肢は、「正」と相なります。

解説:b

 bの「中毒性表皮壊死融解症は、最初に報告をした二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群とも呼ばれる。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける問題です。

 中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、ライエル症候群と呼ばれます。

 スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は、皮膚粘膜眼症候群です。

 よって、選択肢は、「誤」と相なります。

 重篤な副作用は、細かいところまで出ています。テキストを何度も精読しておきましょう。

解説:c

 cの「中毒性表皮壊死融解症は、原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症し、1ヶ月以上経ってから起こることはない。」ですが、誤った記述です。

 中毒性表皮壊死融解症(TEN)のほか、皮膚粘膜眼症候群(SJS)は、おおむね原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症します。

 しかし、1ヶ月以上経ってから、発症することもあります。

 よって、選択肢は、「誤」と相なります。

 副作用の論点では、数字の部分は、よくよく狙われるので、テキストを丁寧に読んで、頭に叩き込んでください。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「正しいもの」は、「4」と相なります。

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化器系・・・「ふつう」。

 62問:呼吸器系・・・「ふつう」。

 63問:循環器系・・・「ふつう」。

 64問:泌尿器系・・・「ふつう」。

 65問:目の構造・・・「ふつう」。

 66問:鼻の構造・・・「ふつう」。

 67問:耳の構造・・・「ふつう」。

 68問:外皮系・・・「ふつう」。

 69問:骨格系・筋組織・・・「ふつう」。

 70問:副交感神経・・・「ふつう」。

 71問:医薬品の作用・・・「ふつう」。

 72問:医薬品の一般事項・・・「ふつう」。

 73問:医薬品の剤形・・・「ふつう」。

 74問:ショック(アナフィラキシー)・・・「ふつう」。

 75問:医薬品の副作用・・・「ふつう」。

 76問:成分当て・・・「ふつう」。

 77問:副作用1・・・「ふつう」。

 78問:副作用2・・・「ふつう」。

 79問:副作用3・・・「ふつう」。

 80問:副作用4・・・「ふつう」。

H30 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H30 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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