73問‐大阪府 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、医薬品の剤形についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。

73問‐医薬品の剤形

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 aの「錠剤(内服)の場合、錠剤が消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならず、特殊なものを除き、一般的に小腸で有効成分が溶出するものが大部分である。」ですが、誤った記述です。

 ひっかけ問題です。

 有効成分が解けるのは、一般的に、「胃」です。

 選択肢の言う「小腸」は、一般的ではありません。

 よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。

 なお、内服の錠剤には、腸内で溶けるもの(腸溶錠)も、あります。腸で溶ける薬がないわけではないので、注意してください。

解説:b

 bの「カプセル剤(内服)は、水なしで服用するとカプセルの原材料であるゼラチンが喉や食道に貼り付くことがある。」ですが、正しい記述です。

 まあ、ふつうに考えれば、判別できるはずです。

 よって、選択肢の「b」は、「正」と相なります。

解説:c

 cの「外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすい。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢の「c」は、「正」と相なります。

 ところで、軟膏剤は、患部を水と遮断したいときに使用します。ひび・あかぎれには、オロナイン“軟膏”は有名です。

 んで、クリーム剤は、乾きやすい患部や、水で洗い流したいときに使用します。

 これらもよく出る論点なので、テキストで確認して、再暗記しておきましょう。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、「2」と相なります。

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化器系・・・「ふつう」。

 62問:呼吸器系・・・「ふつう」。

 63問:循環器系・・・「ふつう」。

 64問:泌尿器系・・・「ふつう」。

 65問:目の構造・・・「ふつう」。

 66問:鼻の構造・・・「ふつう」。

 67問:耳の構造・・・「ふつう」。

 68問:外皮系・・・「ふつう」。

 69問:骨格系・筋組織・・・「ふつう」。

 70問:副交感神経・・・「ふつう」。

 71問:医薬品の作用・・・「ふつう」。

 72問:医薬品の一般事項・・・「ふつう」。

 73問:医薬品の剤形・・・「ふつう」。

 74問:ショック(アナフィラキシー)・・・「ふつう」。

 75問:医薬品の副作用・・・「ふつう」。

 76問:成分当て・・・「ふつう」。

 77問:副作用1・・・「ふつう」。

 78問:副作用2・・・「ふつう」。

 79問:副作用3・・・「ふつう」。

 80問:副作用4・・・「ふつう」。

H30 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H30 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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