59問‐大阪府 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、尿糖・尿タンパク検査薬についての問題です。ド定番論点です。検査薬は、ページ数も少ないので、何度も読んで、本問のような問題で点を稼いでください。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。

59問‐尿糖・尿タンパク検査薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 aの「検査結果において尿糖値に異常が生じる要因は、一般に高血糖と結びつけて捉えられることが多いが、腎性糖尿のように高血糖を伴わない場合もある。」ですが、正しい記述です。

 当該「腎性糖尿」は、例外事項としてよく出るので、テキストで押えておきましょう。

 よって、選択肢の「a」は、「正」と相なります。

 ところで、尿検査ですが、『中間尿』を採取します。

 経験者は語りますが、ホント、出始めの尿だと、糖やタンパクが出ます。んで、再検査等でメンドウな目に遭います。身に迫る論点なので、確実に憶えておきます。

解説:b

 bの「通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある」のところです。

 正しくは、「尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある」です。

 登録販売者でよくある「逆」問題です。

 よって、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。

解説:c

 cの「尿タンパクを検査する場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とし、激しい運動の直後は避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 選択肢の言うように、尿タンパクの検査の場合は、早朝尿です。

 対して、尿糖検査の場合は、食後2~3時間の尿とします。

 んで、尿糖・尿タンパク同時検査の場合は、早朝尿で、尿糖が出ていたら、食後2~3時間の尿で、改めて検査します。

 それぞれを正確に憶えましょう。実によく出ます。

 よって、選択肢の「c」は、「正」と相なります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、「2」と相なります。

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜの一般問題・・・「ふつう」。

 22問:かぜ薬・・・「ふつう」。

 23問:解熱鎮痛成分・・・「ふつう」。

 24問:麻薬性鎮咳成分・・・「ふつう」。

 25問:眠気を促す薬・・・「ふつう」。

 26問:カフェイン・・・「ふつう」。

 27問:小児の疳・・・「難」。

 28問:咳の一般問題・・・「ふつう」。

 29問:鎮咳去痰薬・・・「やや難」。

 30問:咽喉薬・含嗽薬・・・「ふつう」。

 31問:胃腸薬・・・「やや難」。

 32問:胃液分泌抑制作用・・・「ふつう」。

 33問:腸に作用する薬・・・「ふつう」。

 34問:腸の薬・・・「ふつう」。取れる。

 35問:胃腸鎮痛鎮痙薬・・・「ふつう」。

 36問:浣腸薬・・・「ふつう」。

 37問:生薬・・・「ふつう」。取れる問題。

 38問:高コレステロール薬・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。

 39問:貧血薬・・・「ふつう」。

 40問:ユビデカレノン・・・「ふつう」。

 41問:外用痔疾用薬・・・「ふつう」。

 42問:泌尿器用薬・・・「ふつう」。

 43問:婦人薬・・・「ふつう」。

 44問:婦人薬の漢方処方製剤・・・「難」。

 45問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 46問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。

 47問:点眼薬・・・「ふつう」。

 48問:点眼薬の一般問題・・・「ふつう」。取れる。

 49問:皮膚に用いる薬・・・「ふつう」。

 50問:歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 51問:口内炎用薬・・・「ふつう」。

 52問:禁煙補助剤・・・「ふつう」。

 53問:ビタミン成分・・・「ふつう」。

 54問:漢方処方製剤・・・「難」。

 55問:生薬・・・「難」。

 56問:消毒薬・・・「ふつう」。

 57問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 58問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 59問:尿糖・尿タンパク検査薬・・・「ふつう」。

 60問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

H30 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H30 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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