35問‐大阪府 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、胃腸薬の胃腸鎮痛鎮痙薬についての問題です。よく問われる副作用について出題されています。テキストを精読して、過去問を解いていれば、取れる問題です。

35問‐胃腸鎮痛鎮痙薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 選択肢aの「ブチルスコポラミン臭化物」ですが、「抗コリン成分」です。

 抗コリン成分の副作用には、「排尿困難、目のかすみや異常な眩まぶしさ、眠気、口渇」があります。

 参考:ブチルスコポラミン臭化物

 よって、選択肢の「a」は、「正」と相なります。

解説:b

 bの「ロートエキス」ですが、これも「抗コリン成分」です。

 先に見たように、抗コリン成分の副作用には、「排尿困難、目のかすみや異常な眩まぶしさ、眠気、口渇」があります。

 選択肢の「下痢」は、「抗コリン成分」の副作用ではありません。

 んなもんで、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。

 参考:ロートエキス

解説:c

 選択肢cの「パパベリン塩酸塩」ですが、選択肢のような「胃液分泌抑制」はありません。

 んなもんで、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。

 当該「胃液分泌抑制」があるのは、先に見たロートエキスなどの「抗コリン成分」です。

 当該「パパベリン塩酸塩」には、「消化管の平滑筋に“直接”働いて胃腸の痙攣を鎮める作用」があります。

 また、パパベリン塩酸塩ですが、副作用として、眼圧を上昇させる作用を示すので、緑内障の人は、使用前に「医師などに相談する」となっています。ここも出ます。

 参考:パパベリン塩酸塩

解説:d

 選択肢dの「アミノ安息香酸エチル」ですが、選択肢の言うように、「メトヘモグロビン血症」を起こすおそれがあります。

 よって、「d」は「正」です。

 なお、アミノ安息香酸エチルですが、6歳未満の小児への使用してはならないことになっています。「6歳」という数字の憶え方は、「アミノ安息香酸エチル」の方を参考にしてみてください。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、「3」と相なります。

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜの一般問題・・・「ふつう」。

 22問:かぜ薬・・・「ふつう」。

 23問:解熱鎮痛成分・・・「ふつう」。

 24問:麻薬性鎮咳成分・・・「ふつう」。

 25問:眠気を促す薬・・・「ふつう」。

 26問:カフェイン・・・「ふつう」。

 27問:小児の疳・・・「難」。

 28問:咳の一般問題・・・「ふつう」。

 29問:鎮咳去痰薬・・・「やや難」。

 30問:咽喉薬・含嗽薬・・・「ふつう」。

 31問:胃腸薬・・・「やや難」。

 32問:胃液分泌抑制作用・・・「ふつう」。

 33問:腸に作用する薬・・・「ふつう」。

 34問:腸の薬・・・「ふつう」。取れる。

 35問:胃腸鎮痛鎮痙薬・・・「ふつう」。

 36問:浣腸薬・・・「ふつう」。

 37問:生薬・・・「ふつう」。取れる問題。

 38問:高コレステロール薬・・・「ふつう」。基礎・基本レベル。

 39問:貧血薬・・・「ふつう」。

 40問:ユビデカレノン・・・「ふつう」。

 41問:外用痔疾用薬・・・「ふつう」。

 42問:泌尿器用薬・・・「ふつう」。

 43問:婦人薬・・・「ふつう」。

 44問:婦人薬の漢方処方製剤・・・「難」。

 45問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 46問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。

 47問:点眼薬・・・「ふつう」。

 48問:点眼薬の一般問題・・・「ふつう」。取れる。

 49問:皮膚に用いる薬・・・「ふつう」。

 50問:歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 51問:口内炎用薬・・・「ふつう」。

 52問:禁煙補助剤・・・「ふつう」。

 53問:ビタミン成分・・・「ふつう」。

 54問:漢方処方製剤・・・「難」。

 55問:生薬・・・「難」。

 56問:消毒薬・・・「ふつう」。

 57問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 58問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 59問:尿糖・尿タンパク検査薬・・・「ふつう」。

 60問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

H30 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H30 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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