本問は、「医薬品」の「鎮咳去痰薬の配合成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「トリメトキノール塩酸塩水和物は、交感神経系を刺激することで気管支を拡張さ せ、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。
「アドレナリン作動成分」の「トリメトキノール塩酸塩」の正しい記述です。
当該成分は、名前に「リン」のないアドレナリン作動成分なので、意識して押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝 わり、視床下部にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応である」ですが、誤った記述です。
いきなり「人体」風の問題です。
間違っているのは、「視床下部」のところです。
正しくは、「延髄」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「視床下部」ですが、「中枢神経系」に出てくるもので、手引きには…、
「中枢神経系は脳と脊髄から構成される。」
「脳は、頭の上部から下後方部にあり、知覚、運動、記憶、情動、意思決定等の働きを行ってい る。」
「脳の下部には、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている部位(視床下部 など)がある」
…とあります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
選択肢cの「気道粘膜に炎症を生じたときに咳が誘発され、また、炎症に伴って気管や気管支が 拡張して喘息を生じることがある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「気管や気管支が 拡張して」のところです。
正しくは、「気管や気管支が収縮して」です。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動を低下させる 作用も示し、副作用として便秘が現れることがある」ですが、正しい記述です。
「麻薬性鎮咳成分」の「コデインリン酸塩」と「ジヒドロコデインリン酸塩」ですが、その副作用に「便秘」があります。
副作用は、意識して、憶えてましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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