本問は、「医薬品」の「外皮用薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「インドメタシン含有の貼付剤を使用すると、適用部位の皮膚に、腫れ、ヒリヒリ感、 熱感、乾燥感が現れることがある。」ですが、正しい記述です。
「インドメタシン」の正しい記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「適用部位の皮膚に、腫れ、ヒリヒリ感、熱感、乾燥感が現れることがあるため、」
「皮膚が弱い人がインドメタシン含有の貼付剤を使用する際には、あらかじ め1~2cm 角の小片を腕の内側等の皮膚の薄い部位に半日以上貼ってみて、皮膚に異常 を生じないことを確認することが推奨されている。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「 温感刺激成分を主薬とする貼付剤は、貼付部位をコタツ等の保温器具で温めると強 い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「温感刺激成分は、人によっては刺激が強すぎて、副作用として痛みが現れることがある。」
「特に、温感刺激成分を主薬とする貼付剤では、貼付部位をコタツや電気毛布等の保温器具 で温めると強い痛みを生じやすくなるほか、いわゆる低温やけどを引き起こすおそれがあ るので、注意が必要である。」
「入浴前後の使用も適当でなく、入浴1時間前には剥がし、入 浴後は皮膚のほてりが鎮まってから貼付するべきである」
…とあります。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「打撲や捻挫の急性の腫れに対しては、温感刺激成分が配合された外用鎮痛薬が適す とされる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「温感刺激成分」のところです。
正しくは、「冷感刺激成分」です。
打撲や捻挫なんだから、そら、冷たい方がいいですよね。
難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、有効成分の浸透性が高い液剤が 適している。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「有効成分の浸透性が高い液剤が 適している」のところです。
手引きには…、
「一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏が適すとされる。」
…となっています。
選択肢の言う「液剤」ですが、手引きには…、
「液剤は有効成分の浸透性が高いが、患部に対する刺激が強い。皮膚が厚く角質化している部分 には、液剤が適している。」
…とあります。
両方を押さえておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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