56問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「特定販売」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

56問‐特定販売

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「特定販売を行うことについての広告をする場合は、医薬品の区分ごとに表示しなく てもよい。」ですが、誤った記述です。

 特定販売の広告においても、区分ごとの表示が必要です。

 まんまですが、手引きには…、

 「特定販売を行うことについて広告をするときは、第一類医薬品、指定第二類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品及び薬局製造販売医薬品の区分ごとに表示すること」

 …とあります。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「薬局開設者は、毒薬及び劇薬であるものを除く薬局製造販売医薬品については、特 定販売を行うことができる」ですが、正しい記述です。

 いわゆる「薬局製造販売医薬品」です。テキストで確認しておきましょう。

 言うまでもないですが、薬局も、特定販売は可能です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「特定販売により一般用医薬品を購入しようとする者から、対面又は電話による相談応需の希望があった場合には、当該店舗において従事する薬剤師又は登録販売者が対 面又は電話により情報提供を行わなければならない」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 なお、「対面又は電話による相談応需」には、「対面又は電話による情報提供」をする必要があります。

 テレビ電話やインターネットではダメなので、注意してください。他県にて、出題されています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「薬局開設者又は店舗販売業者は、指定第二類医薬品を特定販売により販売すること ができない」ですが、誤った記述です。

 特定販売は、「一般用医薬品又は薬局製造販売医薬品(毒薬及び劇薬であるものを除く。)の販売又は授与」をすることです。

 「指定第二類医薬品」も、一般用医薬品である以上は、特定販売が可能です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

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法規

 41問:生物由来製品

 42問:要指導医薬品

 43問:医薬品の広告

 44問:配置販売業

 45問:配置販売業2

 46問:医薬品の陳列方法

 47問:医薬部外品

 48問:一般用医薬品のリスク区分

 49問:毒薬及び劇薬

 50問:監督処分

 51問:濫用等のおそれがあるもの

 52問:登録販売者

 53問:店舗販売業

 54問:化粧品

 55問:薬剤師不在時間

 56問:特定販売

 57問:容器被包記載事項

 58問:食品

 59問:医薬品の定義

 60問:掲示板掲示事項

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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