58問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「食品」についての問題です。語句の定義が問われており、判断に悩みます。最終解答にも影響しているので、確答の厳しい問題です。最終的には、問いと答えを憶えて、解けるようになっておきましょう。

58問‐食品

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「栄養機能食品は、栄養成分の機能表示に関して消費者庁長官の許可は必要としない。」ですが、正しい記述です。

 「栄養機能食品」の正しい記述です。

 「栄養機能食品」ですが、消費者庁長官の許可は、要りません。

 また、「消費者庁長官の個別の審査を受けたものではない旨の表示も義務づけられている」となっています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「特定保健用食品には、厚生労働省の許可のマークが付されている。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「厚生労働省」のところです。

 正しくは、「消費者庁」です。

 盲点となりがちなので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「食品衛生法において、食品とは、医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のす べての飲食物であると規定されている。」ですが、正しい記述です。

 しばしば、当該定義は、出題されています。

 たとえば、「医薬品及び再生医療等製品以外のすべて」とか、「医薬品、医薬部外品、“化粧品”及び再生医療等製品以外のすべて」といった感じで出題されています。チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「健康食品という言葉は、健康増進法で定義されている。」ですが、誤った記述です。

 小難しい選択肢です。

 手引きには…、

 「健康食品とよばれるものは、法令で定義されたものではなく、一般に用いられているものである」

 …とあります。

 よって、健康食品は、健康増進法で定義されてはいません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、先に見た「食品」は、「食品衛生法」で定義されています。整理して、押えておきましょう。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 正解:2

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法規

 41問:生物由来製品

 42問:要指導医薬品

 43問:医薬品の広告

 44問:配置販売業

 45問:配置販売業2

 46問:医薬品の陳列方法

 47問:医薬部外品

 48問:一般用医薬品のリスク区分

 49問:毒薬及び劇薬

 50問:監督処分

 51問:濫用等のおそれがあるもの

 52問:登録販売者

 53問:店舗販売業

 54問:化粧品

 55問:薬剤師不在時間

 56問:特定販売

 57問:容器被包記載事項

 58問:食品

 59問:医薬品の定義

 60問:掲示板掲示事項

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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