クロルフェニラミンマレイン酸塩は、「鼻に用いる薬」の「抗ヒスタミン成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「抗ヒスタミン成分」
「アレルギー性鼻炎の発生には、生体内の伝達物質であるヒスタミンが関与している。」
「また、急性鼻炎の場合も、鼻粘膜が刺激に対して敏感になることから、肥満細胞からヒスタミンが遊離してくしゃみや鼻汁等の症状を生じやすくなる。」
「ヒスタミンの働きを抑えることにより、それらの症状の緩和することを目的として、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ケトチフェンフマル酸塩等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。」
…と、相なります。
ご存じのように、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「鼻に用いる薬」の「抗ヒスタミン成分」として登場します。
市販薬には、「【第2類医薬品】ナザール「スプレー」(ポンプ) 30mL 」などがあります。
「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「鼻に用いる薬」では、試験にあまり出ません。他のところで勉強していれば、穏当に点にできます。
優先順位は、「ふつう」です。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は…、
① クロルフェニラミンマレイン酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「クロルフェニラミンマレイン酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される」ですが、誤った記述です。
設問の記述は、「アドレナリン作動成分」のものです。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は、「抗ヒスタミン成分」です。
ヒスタミンが受容体と結合するのを妨げる作用があります。
よって、①は、「×」となります。
当該クロルフェニラミンマレイン酸塩は、他の薬でも出てきます。
鼻の薬では、これといった固有論点も「ない」ので、他の薬で勉強したことで、十分に問題が解けるかと思います。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「【第2類医薬品】ナザール「スプレー」(ポンプ) 30mL 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「鼻に用いる薬」の他の「抗ヒスタミン成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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