本問は、「適正使用」の「相談すること」についての問題です。「相談すること」は、費用対効果の悪い論点で、時間に余裕がないなら、「捨て問」です。ただ、選択肢1のジプロフィリンだけは、判断できるように勉強しておきましょう。残りの選択肢も、復習だけはしておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aを判別できれば、1・2・4が消去できます。
後は、運を天に任せましょう。
とはいえ、「過去問に出たことは、甘く見ない」が試験の鉄則です。
今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。
選択肢aの「てんかんの診断を受けた人」ですが、正しい記述です。
この薬には、「ジプロフィリン」が入っています。
当該ジプロフィリンは、「てんかん」が「相談すること」となっています。
試験的に言うと、「てんかんと来たらジプロフィリン」です。
「てんかん」で「相談すること」は、ジプロフィリンしかないので、ガチで押えておきましょう。
参考:基礎疾患1
この選択肢は、取るべき選択肢です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「前立腺肥大症の診断を受けた人」ですが、正しい記述です。
難しい選択肢です。
この薬には、「抗ヒスタミン成分」の「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」が入っています。
「ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩等の抗ヒスタミン成分」は、「排尿筋の弛緩と括約筋の収縮が起こり、尿の貯留を来すおそれがあるため。特に、前立腺肥大症を伴っている場合には、尿閉を引き起こすおそれがあるため。」に、「排尿困難」な人が「相談すること」となっています。
つまり、「前立腺肥大症の診断を受けた人」は、「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」によって、「尿閉」の可能性があるので、「相談すること」なわけです。
復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「甲状腺機能障害の診断を受けた人」ですが、正しい記述です。
これも、難しい選択肢です。
この薬には、「ジプロフィリン」が入っています。
「中枢神経系の興奮作用により、症状の悪化を招くおそれがあるため」に、「甲状腺機能障害」や「甲状腺機能亢進症」の診断を受けた人は、「相談すること」となっています。
当該甲状腺機能障害の論点は、数が多く押さえ難いです。しかし、復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「緑内障の診断を受けた人」ですが、正しい記述です。
この薬には、「抗ヒスタミン成分」の「ジフェンヒドラミンサリチル酸塩」が入っています。
「ジフェンヒドラミン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩等の抗ヒスタミン成分」は、「抗コリン作用によって房水流出路(房水通路)が狭くなり、眼圧が上昇し、緑内障を悪化させるおそれがあるため。 」に、「緑内障の診断を受けた人」は、「相談すること」となっています。
これも、難しいです。
復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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