令和4年度(2022年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」についての問題です。基本問題です。テキストを精読しておきましょう。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではないため、 眼圧を上昇させる作用を示さない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「眼圧を上昇させる作用を示さない」のところです。
正しくは、「眼圧を上昇させる作用を示す ことが知られている」です。
前半部分の「抗コリン成分と異なり自律神経系を介した作用ではない」は、「パパベリン塩酸塩」の正しい記述です。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「メチルベナクチジウム臭化物は、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による 鎮痛鎮痙の効果を期待して配合されている。」ですが、誤った記述です。
「メチルベナクチジウム臭化物」ですが、これは、「抗コリン成分」です。
選択肢の言う「粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用」ウンヌンなのは、「局所麻酔成分」で、「アミノ安息香酸エチル」などが該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分については、「胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分‐登録販売者 医薬品の語呂合わせ」も、一読願います。
選択肢3の「アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、12歳未満の小児への使用は避ける必要がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「12歳未満の小児」のところです。
正しくは、「6歳未満の小児」です。
「アミノ安息香酸エチル」の「6歳未満」は、「医薬品」でもよく出る数字です。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字6」を一読をば。
選択肢4の「オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮 痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。」ですが、正しい記述です。
「オキセサゼイン」の正しい記述です。
なお、当該オキセサゼインですが、「妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避ける」なので、遺漏なく押えておきましょう。
「適正使用」でも、「使用しない 小児」や「使用しない 女性系」で出ます。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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