令和4年度(2022年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「乗物酔い防止薬」についての出題です。定番の論点ばかりです。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ジプロフィリン は、排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その 症状を悪化させるおそれがある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「排尿困難の症状がある人や緑内障の診断を受けた人では、その 症状を悪化させるおそれがある」なのは、「抗コリン成分」で、「スコポラミン臭化水素酸塩」などが該当します。
「ジプロフィリン」ですが、これは、「キサンチン系成分(ジプロフィリン等)」です。
「脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させる」の効能があります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「プロメタジンを含む成分については、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠 時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「抗ヒスタミン成分」の「プロメタジン」の正しい記述です。
「抗ヒスタミン成分」の「プロメタジンテオクル酸塩」などの、「プロメタジン」が含まれているものには、選択肢の言うように、「15歳未満の小児では使用を避ける」となっています。
こうした禁忌は、まず出ると言っていいです。テキストを精読しておきましょう。
本問は、「適正使用」の論点でもあります。「使用しない 小児」を、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、肝臓で代謝されにくいため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は長い。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「肝臓で代謝されにくいため、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間は“長い”」のところです。
正しくは、「肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は“短い”」です。
「スコポラミン臭化水素酸塩」の定番論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的と して、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある」ですが、誤った記述です。
「アリルイソプロピルアセチル尿素」ですが、「鎮静成分」です。
選択肢の言う「脳に軽い興奮を起こさせて」ウンヌンなのは、「キサンチン系成分(ジプロフィリン等)」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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