令和4年度(2022年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「眠気を防ぐ薬」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
おなじみの「カフェイン」ですが、なかなかに注意事項や禁忌のある成分です。
シッカリと、テキストを精読しておきましょう。
選択肢1の「カフェインの作用には、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収抑制があり、尿量 の増加をもたらす。」ですが、正しい記述です。
コーヒーや紅茶をたくさん飲むとトイレに行きたくなるのも、選択肢の言うように、利尿作用があるからです。
なお、キーワードの「ナトリウムイオン」と「再吸収抑制」は、ガチで押えておきましょう。
他県では、「入れ替え」問題の多発地帯です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「吸収されて循環血液中に移行したカフェインの一部は、血液-胎盤関門を通過 して 胎児に到達する」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
カフェインですが、血液-胎盤関門を通過し、胎児の発達に影響を及ぼす可能性があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「適正使用」の「相談すること 妊婦等(妊婦又は妊娠していると思われる人)」ともども、押えておきましょう。
選択肢3の「授乳中の女性がカフェインを大量に摂取したり、カフェインを連用したりした場合 には、乳児の体内にカフェインが蓄積して、徐脈を引き起こす可能性がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「徐脈」のところです。
正しくは、「頻脈や不眠等」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「眠気による倦怠感を和らげる補助成分として、ニコチン酸アミドが配合されている 場合がある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「眠気を抑える成分ではないが、眠気による倦怠感を和らげる補助成分として」
「ビタミンB1(チアミン硝化物、チアミン塩化物塩酸塩等)」
「ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム等)、」
「パントテン酸カルシウム等、」
「ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩等)、」
「ビタミンB12(シアノコバラミン等)、
「ニコチン酸アミド、」
「アミノエチルスルホン酸(タウリン)等が配合されている場合がある。」
…とあります。
こういうマイナー成分もですが、全国的に問われるようになっています。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。「医薬品 その他系のビタミン成分」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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