午後第2問‐広島県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「かぜ薬の配合成分」についての問題です。1つだけ面倒な選択肢がありますが、そのほかは、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。最終解答は導けます。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後第2問‐かぜ薬の配合成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― くしゃみや鼻汁を抑える」ですが、正しい記述です。

 「抗ヒスタミン成分」の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。

 成分名の「d-」のところは、無視していいでしょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 ― 咳を抑える」ですが、正しい記述です。

 「デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物」ですが、「鎮咳成分」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「dl-メチルエフェドリン塩酸塩 ― 炎症による腫れを和らげる」ですが、誤った記述です。

 「メチルエフェドリン塩酸塩」ですが、「アドレナリン作動成分」です。

 「炎症による腫れを和らげる」ウンヌンは、「抗炎症成分」の説明で、「トラネキサム酸」や「グリチルリチン酸二カリウム」などが該当します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、選択肢aでも述べたことですが、名称中の「dl-」は、気にしなくてもいいでしょう。

選択肢d

 選択肢dの「ヘスペリジン ― 気管・気管支を広げる」ですが、誤った記述です。

 面倒な選択肢です。

 「ヘスペリジン」は、「(k) その他:ビタミン成分等」に出てくる成分です。

 当該成分は、「粘膜の健康維持・回復」のために、配合されます。

 手引きには…、

 「粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンC(アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム等)、ビタミンB2(リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム等)、ヘスペリジンや、」

 「疲労回復の作用のあるビタミンB1(チアミン硝化物、フルスルチアミン塩酸塩、ビスイブチアミン、チアミンジスルフィド、ベンフォチアミン、ビスベンチアミン等)、アミノエチルスルホン酸 (タウリン)等が配合されている場合がある。」

 …とあります。

 選択肢の言う「気管・気管支を広げる」は、「アドレナリン作動成分」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 最近では、こういうマイナーな成分も出るので、遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。

 「医薬品 その他系のビタミン成分」を、一読願います。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

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医薬品

 午後1問:かぜ薬

 午後2問:かぜ薬の配合成分

 午後3問:漢方処方製剤(かぜ)

 午後4問:解熱鎮痛成分の働きと副作用

 午後5問:解熱鎮痛成分

 午後6問:漢方処方製剤(鎮痛)

 午後7問:眠気を促す薬及び眠気を防ぐ薬

 午後8問:鎮暈薬

 午後9問:鎮咳去痰薬

 午後10問:漢方処方製剤(鎮咳去痰)

 午後11問:胃の薬

 午後12問:胃に作用する薬

 午後13問:腸の薬の配合成分

 午後14問:腸の薬

 午後15問:漢方処方製剤(腸の薬)

 午後16問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 午後17問:浣腸薬及び駆虫薬

 午後18問:強心薬

 午後19問:高コレステロール改善薬

 午後20問:貧血用薬

 午後21問:痔の薬

 午後22問:漢方処方製剤(泌尿器用薬)

 午後23問:月経及び婦人薬の適用対象

 午後24問:婦人薬

 午後25問:漢方処方製剤(アレルギー)

 午後26問:点鼻薬

 午後27問:点鼻薬の成分

 午後28問:眼科用薬

 午後29問:眼科用薬の配合成分

 午後30問:皮膚に用いる薬

 午後31問:皮膚に用いる薬の成分

 午後32問:ステロイド性抗炎症成分

 午後33問:歯痛薬・歯槽膿漏薬

 午後34問:禁煙補助剤

 午後35問:滋養強壮保健薬

 午後36問:漢方処方製剤(肥満症又は肥胖症)

 午後37問:消毒薬

 午後38問:殺虫成分

 午後39問:一般用検査薬

 午後40問:尿糖・尿タンパク検査薬

令和4年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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