本問は、「医薬品」の「ステロイド性抗炎症成分」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ヒドロコルチゾン酢酸エステルはステロイド性抗炎症成分であり、外用の場合は痒み や発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。
「ヒドロコルチゾン」は、選択肢の言うように、「ステロイド性抗炎症成分」です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「非ステロイド性抗炎症成分であるウフェナマートは、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛を目的として用いられる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛を目的として用いられる」のところです。
正しくは、「湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも等による皮膚症状の緩和を目的として用いられる」です。
当該「ウフェナマート」は、「皮膚の炎症によるほてりや痒み等の緩和を目的として用いられる成分」です。
んで、選択肢の言う「筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫」ウンヌンのものは、「インドメタシン」や「ケトプロフェン」などが該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ちなみに、選択肢前半の「非ステロイド性抗炎症成分であるウフェナマート」は、正しい記述です。
「ウフェナマート」は、ステロイド性抗炎症成分には該当しません。
選択肢cの「ステロイド性抗炎症成分をコルチゾンに換算して1g又は1mL 中 0.025mg を超えて 含有する製品では、長期連用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
数字は、常に狙われています。チェックしておきましょう。「医薬品の数字9」を一読をば。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ステロイド性抗炎症成分は、末梢組織の免疫機能を増強させる作用を示し、細菌、真 菌、ウイルス等による皮膚感染時に使用される」ですが、誤った記述です。
全然ダメな選択肢です。
手引きには…、
「好ましくない作用として末梢組織の免疫機能を低下させる作用も示し、細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染(みずむし・たむし等の白癬症、にきび、化膿症状)や持続的な刺激感の副作用が現れることがある。」
「水痘(水疱瘡)、みずむし、たむし等又は化膿している患部については症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある」
…とあります。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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