本問は、「医薬品」の「歯痛薬・歯槽膿漏薬」についての問題です。小難しい選択肢が1つ、そして、生薬の選択肢が1つあります。判別が厳しいです。テキストを精読しておけば、何とか点数にはなるでしょうが、落とした受験生も多いと思います。復習だけはしておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢1の「歯痛は、多くの場合、歯の齲蝕(むし歯)とそれに伴う歯髄炎によって起こり、歯 痛薬には炎症を和らげることを目的として、ジブカイン塩酸塩、テーカイン等の抗炎症 成分が用いられる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の「ジブカイン塩酸塩」と「テーカイン」は、「局所麻酔成分」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「歯と歯肉の境目にある溝(歯肉溝)では細菌が繁殖しやすく、歯肉に炎症を起こすこ とがあり、この炎症が歯周組織全体に広がると歯周炎(歯槽膿漏)となる。」ですが、正しい記述です。
「歯周炎(歯槽膿漏)」の正しい記述です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「歯の齲蝕のほか、第三大臼歯(親知らず)の伸長による痛みにも外用歯痛薬は効果がある。」ですが、誤った記述です。
手引きの「注記」からの出題です。
手引きには…、
「歯の齲蝕のほか、第三大臼歯(親知らず)の伸長による痛みも、歯痛として認識されることがある。」
「第三大臼歯(親知らず)の伸長による痛みの場合、歯痛薬(外用)の効果は期待できない。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。
選択肢4の「歯槽膿漏薬の外用薬に配合される生薬成分であるカミツレは、歯周組織からの出血を抑える作用を期待して用いられる」ですが、誤った記述です。
「カミツレ」ですが、効能は、「抗炎症、抗菌などの作用を期待」です。
選択肢の言う「歯周組織からの出血を抑える作用」は、「カルバゾクロム」が該当するかと思われます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
ちなみに、生薬にて、「歯周組織からの出血を抑える作用」のあるものは、見つかりませんでした。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする