本問は、「医薬品」の「一般用検査薬」についての問題です。難しいところはありません。テキストや過去問で、基礎・基本事項を押えて臨んでください。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品のうち、人体に直接使用され ることのないものを体外診断用医薬品という。」ですが、正しい記述です。
「体外診断用医薬品」の正しい記述です。
総論部分も、精読しておきましょう。当然、出ます!
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「検体中に対象物質が存在しているにもかかわらず、その濃度が検出感度以下のため検 査結果が陰性となった場合を偽陽性という。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「偽陽性」のところです。
正しくは、「偽陰性」です。
手引きには…、
「検体中に存在しているにもかかわらず、その濃度が検出感度以下であったり、検出反応を妨 害する他の物質の影響等によって、検査結果が陰性となった場合を偽陰性という。」
「逆に、検体中に存在していないにもかかわらず、検査対象外の物質と非特異的な反応が起こって検査結果 が陽性となった場合を偽陽性という。」
…となっています。
こんがらがるところなので、落ち着いてテキストに当たっておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「一般用検査薬は、尿糖・尿タンパク検査、妊娠検査、悪性腫瘍や遺伝性疾患の検査に 使用されるものがある」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「悪性腫瘍や遺伝性疾患」ですが、一般用検査薬の範疇を超えています。
手引きには…、
「悪性腫瘍、心筋梗塞や遺伝性疾患など重大な疾患の診断に関係するものは一般用検査薬の対象外であ る」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「一般用検査薬の検査に用いる検体は尿、糞便、鼻汁、唾液、涙液など採取に際して侵 襲(採血や穿刺等)のないもののみである」ですが、正しい記述です。
「一般用検査薬」ですが、侵襲性のないものです。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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