本問は、「医薬品」の「内服アレルギー用薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)に、鼻粘膜の充血や腫れ を和らげる成分(アドレナリン作動成分)、鼻汁分泌やくしゃみを抑える成分(抗コリン成 分)等を組み合わせて配合されたものを鼻炎用内服薬という。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「内服アレルギー用薬は、蕁 じん 麻疹 しん や湿疹 しん 、かぶれ及びそれらに伴う皮膚の痒 かゆ み又は鼻炎に用いら れる内服薬の総称で、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)を主体と して配合されている。また、抗ヒスタミン成分に、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔 くう 炎に よる諸症状の緩和を目的として、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる成分(アドレナリン作動成分) や鼻汁分泌やく」
…とあります。
こういう記述も出るようになっています。遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「副交感神経系の働きを促進することによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的と してベラドンナ総アルカロイドが配合されている場合がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「副交感神経系の働きを促進する」のところです。
正しくは、「副交感神経系の働きを抑える」です。
ちなみに、「ベラドンナ総アルカロイド」ですが、「抗コリン成分」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「一般用医薬品(漢方処方製剤を含む。)には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹 等の治療 に用いることを目的とするものはないことから、アトピー性皮膚炎が疑われる場合やその診 断が確定している場合は、医師の受診を勧めることが重要である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
一般用医薬品は、対処療法薬でしかないので、本格的な病気には、受診勧奨と相なります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「服用することにより、薬疹 の副作用が生じることはない。」ですが、誤った記述です。
小難しい選択肢です。
手引きには…、
「医薬品が原因となってアレルギー症状を生じることもあり、使用中に症状が悪化・拡大した ような場合には、医薬品の副作用である可能性を考慮し、その医薬品の服用を中止して、医療 機関を受診するなどの対応が必要である。特に、アレルギー用薬の場合、一般の生活者では、 使用目的となる症状(蕁麻疹 等)と副作用の症状(皮膚の発疹 ・発赤等の薬疹 )が見分けにく いことがあり、医薬品の販売等に従事する専門家において適宜注意を促していくことが重要で ある。」
…とあります。
副作用として、薬疹の出る可能性があるから、手引きの記述のように、注意を促す必要があるわけです。
こういう、ちょっと応用的な問題は、初かと思われます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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