本問は、「医薬品」の「貧血用薬(鉄製剤)」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「より効果が得られるよう複数の鉄製剤を併用するよう提案する。」ですが、誤った記述です。
選択肢のように、「複数の貧血用薬と併用する」と、「鉄分の過剰摂取となり、胃腸障害や便秘等の副作用が起こりやすくなる」ので、不適当と相なります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましいと説明する」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「緑茶の摂取により鉄の吸収が良くなるので、服用の前後30分に緑茶を摂取するよう勧奨 する」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがあるので、」
「服用前後はそれらの摂取を控えることとされている。」
…とあります。
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字7」を一読をば。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「食生活を改善し、かつ本剤の使用を2週間程度続けても症状の改善がみられない場合には、 別の一般用医薬品である鉄製剤への変更を提案する」ですが、誤った記述です。
選択肢の場合、「受診勧奨」となります。
手引きの抜粋をすると…、
「月経過多、消化管出血、痔及び子宮筋腫等、出血性の疾患による慢性的な血液の損失が原因で貧血症状が起きている可能性がある。」
「これらの場合、基礎疾患の治療が優先されるべきであり、一般用医薬品による対処を漫然と継続することは適当でない。」
「また、鉄欠乏性貧血以外の貧血により症状が現れていることも疑われ、鉄製剤によって対処すること自体が適当でない可能性もある。」
「いずれの場合も、医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して、貧血用薬(鉄製剤)の使用を漫然と継続せずに医療機関を受診するよう促すべきである」
…となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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