40問‐愛知県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤‐三黄瀉心湯 」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

40問‐漢方処方製剤‐三黄瀉心湯

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「本剤は、胃の不調を改善する目的で用いられる。」ですが、誤った記述です。

 「三黄瀉心湯」ですが、これは、「循環器用薬」の漢方処方製剤です。

 高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「高血圧の患者は、本剤を使用できない」ですが、誤った記述です。

 先の選択肢で見たように、「高血圧の随伴症状」に効きますから、当然、使用できます。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「本剤を使用している間は、瀉下薬の使用を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。

 「三黄瀉心湯」ですが、名前に「黄」の文字があるように、ダイオウが入っています。

 当該「ダイオウ」は、瀉下成分なので、他の瀉下薬との併用を避けます。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「本剤は、ダイオウを含むため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の 授乳を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。

 ダイオウは乳汁移行するので、授乳を避けるべきとなっています。

 「適正使用」でもよく出るので、「使用しない 女性系」で、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:医薬品の配合成分

 22問:アスピリン

 23問:かぜ薬(総合感冒薬)

 24問:医薬品の配合成分2

 25問:麻薬性鎮咳成分

 26問:医薬品の配合成分3

 27問:医薬品の使用

 28問:サントニンとの併用を避ける

 29問:鎮咳去痰薬

 30問:ビタミン成分

 31問:グリセリン浣腸薬

 32問:貧血用薬(鉄製剤)

 33問:サリチルアミド

 34問:生薬成分

 35問:カンゾウ

 36問:生薬成分2

 37問:漢方処方製剤‐マオウ

 38問:漢方処方製剤‐総合

 39問:漢方処方製剤‐鎮痛

 40問:漢方処方製剤‐三黄瀉心湯

 41問:痔及び痔疾用薬

 42問:生薬‐利尿作用

 43問:婦人薬

 44問:鼻炎用内服薬

 45問:鼻炎用点鼻薬

 46問:点眼薬

 47問:眼科用薬

 48問:きず口等の殺菌消毒成分

 49問:外皮用薬

 50問:抗菌作用及び抗真菌作用

 51問:歯痛・歯槽膿漏薬

 52問:禁煙補助剤

 53問:ビタミンD

 54問:滋養強壮保健薬

 55問:漢方処方製剤‐総論

 56問:漢方処方製剤‐薬当て

 57問:生薬成分‐総合

 58問:消毒薬

 59問:殺虫剤・忌避剤

 60問:一般用検査薬

令和3年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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