本問は、「医薬品」の「ビタミン成分」についての問題です。各種ビタミンの総合問題かつ横断問題です。すべての選択肢が別称で問われているので、この時点で、ダメになる受験生が多いことでしょう。問われている内容も、そこそこ難しいので、確答の厳しい問題です。今後の出題(問題の使い回し)に備えて、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢1の「チアミン硝化物は、眠気による倦 怠感を和らげる補助成分として眠気防止薬に配合されて いる場合がある。」ですが、正しい記述です。
小難しい選択肢です。
選択肢の「チアミン硝化物」ですが、これは、「ビタミンB1」です。
手引きには…、
「眠気を抑える成分ではないが、眠気による倦怠感を和らげる補助成分として」
「ビタミンB1(チアミン硝化物、チアミン塩化物塩酸塩等)、ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム等)、パントテン酸カルシウム等、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩等)、ビタミンB12(シアノコバラミン等)、ニコチン酸アミド、アミノエチルスルホン酸(タウリン)等が配合されている場合がある。」
…とあります。
ガチ暗記は無用ですが、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「トコフェロール酢酸エステルは、酵素によりフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD) へと活性化され、コレステロールの生合成を抑制するため、高コレステロール改善薬に配合 されている場合がある」ですが、誤った記述です。
「トコフェロール酢酸エステル」は、「ビタミンE」のことです。
高コレステロール改善薬に、配合されていますが、選択肢後半部分のFADウンヌンのところが間違っています。
手引きには…、
「ビタミンEは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、」
「血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる」
…とあります。
選択肢の言う「フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)」ウンヌンは、“フラビン”からピンとくるように、「ビタミンB2(リボフラビン酪酸エステル等) 」の説明です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「シアノコバラミンは、正常な赤血球の形成に働くため、貧血用薬に配合されている場合が ある」ですが、正しい記述です。
「シアノコバラミン」ですが、これは、「ビタミンB12」です。
選択肢の言うように、貧血用薬に配合されていることがあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「アスコルビン酸は、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として貧血用薬 に配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。
「アスコルビン酸」ですが、これは、「ビタミンC」のことです。
選択肢の言うように、貧血用薬に配合されていることがあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
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