カルニチン塩化物は、「滋養強壮保健薬」の「その他の成分」として配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きを抜粋すると…、
「カルニチン塩化物は、生体内に存在する有機酸の一種であり、その働きは必ずしも明らかにされていないが、」
「胃液分泌を促す、胃の運動を高める、胃壁の循環血流を増す等の作用が あるとされ、」
「胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用いられる。」
…と、相なります。
ご存じのように、「カルニチン塩化物」は、「滋養強壮保健薬」の「その他の成分」として登場します。
市販薬には、「[指定医薬部外品]チオビタドリンク」などがあります。
当該カルニチン塩化物ですが、主として「胃腸に作用する薬」の「健胃成分」に登場する成分です。
しかし、当該カルニチン塩化物は、「滋養強壮保健薬」にも登場し、手引きには…、
「カルニチン塩化物に関する出題については、Ⅲ(胃腸に作用する薬)を参照して作成のこと」
…とあるのです。
手引きに名前が「ある」以上、「滋養強壮保健薬」の問題で、当該カルニチン塩化物が出ることがあるのです。
たとえば、「奈良県 R3 第93問」などです。
正直なところ、優先順位は「低い」です。
しかし、マイナー成分がバシバシ出る昨今、存在だけは把握しておくべきです。
また、有名なスタミナドリンクに、よく配合されるため、この点でも、狙われるかと思われます。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えてください。
カルニチン塩化物は…、
① 胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用いられる。
…といった感じで出題されます。
先の○×問題の解説です。
①の「胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に用いられる」ですが、正しい記述です。
「カルニチン塩化物」ですが、選択肢の言うように、「胃の働きの低下や食欲不振の改善を期待」して、滋養強壮保健薬にも登場する成分です。
手引きには、1行しか記述がないですが、載っていることには変わりないので、試験に出る可能性があります。
念のため、押えておいてください。
よって、①は、「○」となります。
「滋養強壮保健薬」での「カルニチン塩化物」ですが、その存在だけを認識しておきましょう。
「カルニチン塩化物は、滋養強壮保健薬にもある」くらいの把握でOKです。
存在の認識さえしていれば、問題で出たときに、(こんなんあったけ~?)的な動揺をしないで済みます。
登録販売者の勉強方法等は、「登録販売者の独学」に述べています。独学の概要・注意事項などはこちらで。
次いで、医薬品の成分の暗記が苦手な人へのアドバイスです。
実地が一番頭に入ります。成分・効能が頭に入らない方は、机の前の勉強を止めて、ドラッグストア等で、実際の医薬品を手にしてみてください。
先に挙げた、「[指定医薬部外品]チオビタドリンク 」などのページを見ながら、テキストと突き合わせるだけでも、記憶に残ります。
テキストの字面だけでは、記憶の残りは悪いので、実物を目で見て触って確かめて、憶えていきましょう。
「滋養強壮保健薬」の「その他の成分」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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