酢酸(氷酢酸) 一問一答

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「性消(危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法)」のうち、「第2石油類」の「酢酸(氷酢酸)」の一問一答。

酢酸(氷酢酸)

 主に、「酢酸(氷酢酸)」の定番論点の問題を挙げていきます。

 「解説」は、下の方にあります。

 間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。

問1『酢酸(氷酢酸)は、17℃以下になると、凝固する。』

正誤はこちら。

問2『酢酸(氷酢酸)は、有機溶剤に溶けるが、水に溶けない。』

正誤はこちら。

問3『酢酸(氷酢酸)は、無臭である。』

正誤はこちら。

問4『酢酸(氷酢酸)は、水に浮く。』

正誤はこちら。

問5『酢酸(氷酢酸)は、腐食性が強く、皮膚に触れると火傷するほか、蒸気を吸い込むと粘膜が炎症する。』

正誤はこちら。

解説:問1

 問1の『酢酸(氷酢酸)は、17℃以下になると、凝固する。』ですが、「○」です。

 純粋な「酢酸(氷酢酸)」の「融点」は、「17℃」なので、冬場は凝固しやすいです。

 固有論点なので、数字ともども、押えておきましょう。

解説:問2

 問2の『酢酸(氷酢酸)は、有機溶剤に溶けるが、水に溶けない。』ですが、「×」です。

 「酢酸(氷酢酸)」は、「水溶性」の危険物です。

 「酢」だけに、水に溶けます。

 (市販されているお酢は、当該酢酸を水で薄めたものです。)

 んで、乙4危険物のほとんどは、有機溶剤に溶けます。

 基本中の基本なので、確実に押えておきましょう。

解説:問3

 問3の『酢酸(氷酢酸)は、無臭である。』ですが、「×」です。

 「酢酸(氷酢酸)」には、「刺激臭」があります。

 「えー汗、酸っぱい」といった憶え方があります。

 「におい横断まとめ」などを参考にしてみてください。

解説:問4

 問4の『酢酸(氷酢酸)は、水に浮く。』ですが、「×」です。

 乙4危険物のほとんどは、比重が1以下で、水に浮きます。

 しかし、「酢酸(氷酢酸)」は、比重が「1.05」なので、水に沈みます。

 「比重」は、水に沈む方を、覚えた方が早いので、「比重が1以上の危険物の横断まとめと憶え方」を一読願います。

解説:問5

 問5の『酢酸(氷酢酸)は、腐食性が強く、皮膚に触れると火傷するほか、蒸気を吸い込むと粘膜が炎症する。』ですが、「○」です。

 「酢酸(氷酢酸)」の特徴です。

 用途問題で出そうなので、チェックを入れておきましょう。

総評+補足

 以上、「第2石油類」の「酢酸(氷酢酸)」の一問一答でした。

 ほとんど基礎・基本レベルです。

 解けない問題があった人は、「ざっくりノート‐酢酸(氷酢酸)」などを参考にして、復習しておきましょう。

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