独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

酢酸(氷酢酸)‐乙4性消ざっくりノート

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

乙4危険物「酢酸(氷酢酸)」のポイントを重要度別にランク分け列挙。独学者向け。酢酸(氷酢酸)はド頻出・ド定番の危険物である。「最近の傾向」「ド定番事項」「定番論点」とをまとめたので、通勤・通学時の復習に最適。横断まとめへのリンクも。

「酢酸(氷酢酸)」は、乙4危険物の第2石油類:水溶性危険物に分類される危険物で、当該分類で、一番よく出る危険物です。

最優先して憶えましょう。

なお、「酢酸」と「氷酢酸」は同じ物です。

後述していますが、「酢酸」の凝固点は「17度」と低く、純粋なものだと冬に容易に「固まり」ます。んなもんで、「氷酢酸」とも言われている、といった次第です。

ところで、わたしたちが普段食している「お酢」は、当該酢酸の濃度が3~6%の水溶液です。へんな言い方ですが、「お酢の元」が「酢酸」です。

最近の傾向‐Sランク

「酢酸」で最も押さえておきたい論点は、先も述べた「凝固点が17度」です。

時間がない人でも、兎にも角にも、「酢酸‐凝固点が17度」だけは、頭に入れておきます。

当該酢酸の凝固は、他の乙4危険物にはない、固有の特徴なので、実に「試験に出しやすい」ものとなっています。

「氷酢酸」の由来でもあるので、「酢酸‐凝固点が17度」を最優先して憶えてください。

ド定番‐Aランク

「酢酸」で、第1に憶えておきたいことは、「刺激臭・有毒・有害が共通している」です。

先も述べたように、「酢酸」がカテゴライズされる「第2石油類の水溶性危険物」は、共通する性質が多いのです。

「第2石油類の水溶性危険物」は、本ページの「酢酸」と「プロピオン酸」、「アクリル酸」の3つがあります。

これら3つの危険物に共通するのは…、

有臭:刺激臭がある

有害:腐食性が強い

有毒:蒸気を吸うと、粘膜が炎症

有毒:皮膚に触れると火傷

…となっています。

ですから、「第2石油類の水溶性危険物」は、「刺激臭があって、有害・有毒」とまとめて憶えればよい、といった次第です。

水に溶けるし、有機溶剤にも解ける

「酢酸」は、何回も言っていますが、「第2石油類の“水溶性”危険物」です。ですから、水に溶けます。

また、「酢酸」は、有機溶剤系に溶けます。乙4危険物のほとんどは「有機溶剤系」に溶けます。

本試験では、「酢酸は、水に任意の割合で溶けるが、アルコール・エーテルには溶けない」といった体の、ストレートな問題が出ています。

「水」については、「水溶性危険物」の分類を、「有機溶剤系」については、「乙4は大半が溶ける」と憶えておけば、判別できるはずです。

まあ、先述しましたが、「酢酸を水で薄めたのがお酢」なのですから、「酢酸が水に溶けないわけがない」と憶えるのも一手です。

押さえ・確認‐Bランク

「酢酸」は、「物化」的なことも押さえておきます。試験に出ています。

「酢酸(CH3COOH)」は、「アセトアルデヒド(CH3COH)」の酸化により生じます。(Oが増えてますね。)

「酢酸(CH3COOH)」は、アルコール(ROH)と反応すると、「酢酸エステル(CH3COOR)」を生成します。

「酢酸」が燃えると「青い炎」をあげて燃え、二酸化炭素と水が発生します。

当該「炎の色」も、稀に問われるので「重合・保管・炎の色の横断まとめ」を参考にしてみてください。

こういった感じで細かいものが出ます。少しずつ、押さえていきましょう。

ま、化学式は、頭が受付けないなら、捨て問でいいでしょう。文系には無理です。

次に、「色」ですが、「酢酸」は「無色」です。

何度も言っていますが、乙4危険物はほとんどが「無色」で、「有色」な方が少ないです。

色横断まとめ」を参考に、おさらいしてください。

まとめ

「酢酸」で試験に出るのは、ざっとこのくらいです。

他に出るとしても、乙4危険物に共通する性質、たとえば、「冷暗所で貯蔵」とか「蒸気は空気より重い」とかで、少し頭を捻れば解答できるはずです。

そう難しい問題は出ないので、過去問をキッチリ仕上げて、「1点」を確保しましょう。

なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、

独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。

また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。

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