第2種電気工事士の学科試験の試験科目の「法令」の勉強方法を述べたページ。文系ド素人の人向け。計器記号、動作原理を表す記号・置き方を表す記号、測定器の写真鑑別、測定器の使い方、竣工検査の勉強方法や注意事項、ポイント、優先順位を説述。主に、文系向けの内容。主に、文系向けの内容。令和6年度(2024年度)試験対応済み。
第2種電気工事士の学科試験の「法令」は、毎回3問が出題されます。
「法令」では、できれば、3問取りたいですが、2問正解で仕方のないときもあります。
うまくいけば3問(6点)取れるが、不運だと2問(4点)ってな感じです。
というのも、「法令」では、何年に1回、ガチの難問が出るためです。
上記出題の他に、最近の例としては、「令和5年度(2023年度)上期午前 第30問‐電路の保護対策」です。
“こういう”のは、テキストにも載ってないため、解きようがないです。捨てるしかないです。
また、難問率が高いのが「電気用品安全法」です。
特定電気用品と特定電気用品以外の電気用品を問う問題で、ナニガナンヤラのブツが問われたことがあり、???となること必定の問題でした。
こんな次第で、「法令は、ときどき、ガチ難問が出る。諦める。」と、頭の片隅に置いて、本試験問題に臨んでください。
テキストには、グダグダ書かれていますが、全部憶える必要はないです。
実際問題、試験に出るところはほぼ決まっているので、過去問さえ解けるようになっておればいいです。
「逆」を言えば、過去問を解くのに必要な数字・知識だけを暗記していけばいい、ってな次第です。
それ以外は、時間に余裕があれば、追々見てくといいでしょう。
以下に述べることを参考に、暗記と記憶の作業に入ってください。
クソ長い単元ですが、出題はカンタンです。
要は、直流・交流の低圧・高圧の数字を憶えるだけです。
代表的な出題は、「R5 上期午後 第30問」です。
繰り返しますが、直流・交流の低圧・高圧の数字600Vとか750Vとかの数字を憶えるだけです。
ほとんどの受験生は、正解する論点です。
「電圧種別‐交流600v、直流750vとかの憶え方:第2種電気工事士の筆記・法令-電気設備技術基準」を参考に、押えておきましょう。
当該電気設備技術基準ですが、例外的に小難しい問題が出ます。
それが「対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定」です。
昔は本当によく出ていたのですが、最近では、本当に出なくなった論点です。試験直前で、押えればいいでしょう。
「「カカロット」で対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定を憶える」などを参考にしてください。
「電気事業法」ですが、少しだけ注意が必要です。
頻出だったのは、「小出力発電」だったのですが、当該論点は改正されて、「小規模発電設備」と姿を変えました。
改正によって制度がややこしくなったためか、改正後の出題は、令和6年度4月4日の時点では、まだ「ない」状態です。
ただ、もうそろそろ出るはずなので、数字と語句とを押さえておきましょう。
参考:第2種電気工事士 学科 法令 小規模発電設備のポイント列挙と予想問題
参考:小規模発電設備(太陽電池発電設備,風力発電設備,水力発電設備,内燃力発電設備等)の憶え方+語呂合わせ:第2種電気工事士の学科・法令-電気事業法
なお、以前の「小出力発電」の代表的な出題は、「R3 下期午前 第30問」とかです。参考までに。
なお、当該電気事業法では、カンタンな出題として、「一般用電気工作物と自家用電気工作物の区別が問う」ものがあります。
これは、低圧(600V以下)なのか高圧(600V超)なのかを読み取るだけなので、テキストを読んでおれば、即答できるはずです。
「電気工事士法」は、ボーナス問題です。安定して点が取れます。
まず、「免状携帯」と「書き換え」がド定番です。
一口で言うと、住所変更は書き換え無用です。
「電気工事士法の免状の交付・書き換えの憶え方のコツ」を参考にして、得点源としてください。
次に、定番なのが、「軽微作業(電気工事士でなくてもできる作業)と電気工事士でなければできない作業(独占業務)」です。
少々ややこしいのですが、テキストのグダグダした羅列なんて読めないという人は、以下のブログ記事を…、
・軽微作業(電気工事士でなくてもできる作業)の憶え方1-「テキストに詳しい説明があったか~?」
・電気工事士でなくてもできる軽微な作業の憶え方のコツ2-「暗渠は注意」
・軽微作業(電気工事士でなくてもできる作業)の憶え方3-「600V以下」
・電気工事士でなければできない作業(独占業務)の憶え方1-「技能試験で勉強」
・電気工事士でなければできない作業(独占業務)の憶え方2-「造営物」
・電気工事士でなければできない作業(独占業務)の憶え方3-「テキストを思い出せ」
…を、参考にしてください。
「電気工事業法」ですが、業者の登録・義務を定めたものです。
近年、出た試しがないです。
「後回し」でいいです。時間に余裕がないならやらなくてもいいです。
過去問に、選択肢の1つに時折出てくるくらいなので、過去問さえ解けるようになっておけばいいです。
「電気用品安全法」は、「法令」でよくよく出ます。優先して勉強すべきところです。
ボーナス問題と言えるのが、マーク当ての問題です。
上記マークの区別が問われます。「特定電気用品と特定電気用品以外の電気用品の区別と、おまけのPSE」くらいを参考にしてください。
次に、「特定電気用品・特定電気用品以外の電気用品」を当てる問題が頻出で、これは、少々骨が折れます。
ただ、テキストの表・リストをガチ暗記する必要は、「ない」です。
過去問を解いて、過去問に出たものを優先して憶えていきましょう。当然、過去問は、全部解けるようになっておいてください。
対策ページは、先に挙げましたが、「特定電気用品と特定電気用品以外の電気用品の区別と、おまけのPSE」です。
先のページと過去問演習とで、ほぼほぼ正解できると思います。
以上が、学科試験の「法令」の勉強方法です。
当該法令ですが、試験問題は、“ゆるく”2極化しているといえます。
ある問題は、誰にも解けないような難問なのに、ある問題は、過去問のド定番論点だったり、過去問の「使い回し」だったりします。
前者の難問は、パスしましょう。他の問題に、即、進んで、時間を無駄にしないようにしてください。
後者の“取れる問題”は、ドンドコ貪欲に取っていきましょう。
まあ、「法令」も、他の科目同様に、過去問の問題さえ解けるようになっていれば、失点を最小限に抑えられるはずです。
以上、「学科試験の勉強方法」でした。参考になれば、幸いです。
なお、「当方のTwitter」にて、第2種電気工事士の公式の告知や、チェックすべき過去問等を投稿しています。不安のある方は、フォローしてみてください。
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先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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