第2種電気工事士の筆記試験の法令科目「電気設備技術基準」では、「対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定」が頻出です。まじめに勉強するのが一番ですが、愚かな人は、くだらない語呂「簡易に触るな、直に接するな、カカロット」で凌いでください。
「電気設備技術基準」の論点に、「対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定」があります。
当該論点ですが、昔の試験では、ほぼ毎回出ていたのですが、「令和」になってからは、ほとんど問われなくなっており、本当に、思い出したように出るくらいになっています。
ただ、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、当該「対地電圧300V以下にできる住宅の屋内電路の規定」の憶え方等を述べておきます。
ひとまず当該論点の前提ですが、対地電圧ウンヌンは、2電工ではそう問われないので、ざっと見ておけばいいです。憶えないといけないのは、「4つ」の条件です。
さて、基本的に、住宅の屋内電路の対地電圧は、「対地電圧150V以下」にしなくてはいけません。
しかし、以下に述べる4つの条件を満たせば、定格消費電力2.0kw以上の電気機器を、対地電圧を300V以下にでき、3相200V配線を使用できるようになります。
4つの条件ですが…、
①簡易接触防護措置。
②屋内配線と直接接続。(コンセントは不可。)
③専用の開閉器と過電流遮断器を施設。
④漏電遮断器を施設。
…となっています。
先の4つの条件の語呂合わせは、『簡易に触るな、直に接するな、カカロット。』です。
カカロットとは、ドラゴンボールという漫画の登場人物で、失業や生活苦、悩み・不安といった人の悲哀とは一切無縁で、子持ちなのに金髪を逆立てている孫悟空というキャラクターの本名です。
まだしも、ライバル役のべジータの方が、自身の社会的責務(元王子で祖国は滅亡)と、祖国復興を果せられない懊悩に苦しむので、キャラが立っています。
ところで、当該語呂合わせのくだらない説明ですが…、
「簡易に触るな」は、①の簡易接触防護措置です。
「直に接するな」は、②の屋内配線と直接接続です。
「カカロット」は…、
カカ・・・開閉器(かいへいき)と、過電流遮断器(かでんりゅうしゃだんき)で…、
ロ・・・漏電遮断器(ろうでんしゃだんき)を現わしています。
こんな風に、くだらない語呂合わせで当該4つの規定を頭に入れて、過去問を2~3回解いておけば、本試験では1点が拾えるように思います。
お粗末な内容ですが、べジータに免じて、お許し頂きたいと願う次第であります。
なお、漫画「ドラゴンボール」を知らない方は…、
『簡易に触るな、直に接するな、カカアのロン毛』くらいに、憶えてください。
本試験でよく出るのは、条件の②です。再度挙げると…、
「②屋内配線と直接接続。(コンセントは不可。)」
…です。
当該②のうち、「コンセント不可」を、よくよく押えておきましょう。
本試験では、「エアコンを屋内配線と“コンセントで接続した”」などと出ます。
コンセントは、不可です。
ここさえ押さえておけば、ぐっと点数可能性が上がるかと思います。
当該論点の憶え方等は、以上です。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。
2016年3月21日 9:42 AM
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