第2種電気工事士の筆記試験の法令科目「電気工事士法」の「電気工事士でなければできない作業」は、最頻出問題です。確実に点を取りたい当該単元には、憶え方にコツがあります。本ページでは、「技能試験で勉強」をキーにその要領を述べていきます。
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電気工事士でなければできない作業(独占業務)は、最頻出事項です。
憶え方のコツは3つあって…、
①技能試験の教材で勉強する。
②造営物。
③テキストを思い出せ。
…となっています。
本ページでは、「①」の「技能試験の教材で勉強する。」を説述します。
噛んで含めて言います。
技能試験は、言うまでもなく、「第2種電気工事士」の試験です。
ですから、「第2種電気工事士」に大いに関係すること・重要なことが、本試験で問われます。
反対に言うと、「第2種電気工事士」に無関係なことは、問われないということです。
…見えてきたでしょうか?
答えを言うと、『技能試験で問われる諸作業は、電気工事士でなければできない作業であることが多い』という次第です。
反対に言うと、『技能試験のテキストにて、詳細な説明のなかったものは、ド素人可の作業であることが多い』という塩梅です。
ド素人ができることを、なぜ試験で問わないといけないのか?、テキストでわざわざ説明をしないといけないのか?という塩梅です。
たとえば、本単元で頻出の「電線相互を接続する作業」です。
いま手元に、技能試験のテキストがある方は早速開いてみてください。ない人は、どのみち買うことになるのですから、これを機に注文しましょう。
参考:技能試験の教材
電線を接続するには、リングスリーブや差込コネクタを用いるのですが、テキストには、そのやり方が写真入りで説明されています。
電線の接続が、第2種電気工事士にとっては、とても重要な作業だからこそ、つまり、電気工事士にしかできない独占業務だから、絵入り写真入りで、テキストに掲載されているのです。
次の、わかりやすい例を挙げます。
「電線管、線ぴ、ダクトなどに電線を収める作業」も、典型的な「電気工事士でなければできない作業」です。
さて、技能試験のテキストで調べてみましょう。
技能試験では、例年「IV 1.6(E19)」という記号の付された候補問題があるはずです。
「E」とは、ねじなし電線管のことで、IV1.6とは、1.6ミリのIV線のことです。
技能試験では、当該ねじなし電線管に、IV線を入れる作業が問われます。
電線管の中に電線を収めるのは、「電気工事士しかできない=素人はやってはいけない」からこそ、技能試験にて問われている、という次第です。
配線器具とは、スイッチやコンセントのことです。
ちょっと長いですが引用します。
「配線器具を造営物その他の物件に取り付け(取り外し)、又はこれに電線を接続する作業」という文言が、テキストにはあるかと思われます。
さて、下線を引いている作業は、技能試験のテキストや教材を見てもらえば即解しますが、技能試験の試験勉強で腐るほどやる作業です
繰り返しますが、電気工事士にしかできない作業だからこそ、技能試験で嫌になるほど問われている、という塩梅です。
コンセントは、技能試験では、「欠陥」を取られるところで、接地極への結線を間違うと「欠陥」で即不合格です。
試験の採点基準からも、「配線器具に電線を接続する作業」が、電気工事士にとって重要な作業=素人にはできない作業であることがわかるかと存じます。
「電線管とボックスなどを接続する」のも、技能試験で問われます。
該当箇所を引用しますと…、
…『電線管の曲げ、ねじ切り、電線管相互または電線管とボックスなどを接続する作業』です。
技能試験では、「アウトレットボックス」に、ねじなし電線管を接続する問題と、PF管を接続する問題が、それぞれ1問出ます。
繰り返すように、当該作業が、電気工事士の独占業務だからこそ、問われている、という次第です。
最後に「メタルラス壁」について、述べておきます。
「金属管の電線管、線ぴ、ダクトなどを、建造物のメタルラス張り、ワイヤラス張り、または、金属板張りの部分に取り付ける(取り外す)作業」は、2電工の独占業務です。
かつての技能試験では、「メタルラス壁貫通部分に防護管を取り付ける」作業が、出ていました。
今では、出題されないため、技能のテキストには、載ってないことが多いです。
「メタルラス壁の工事・・・独占業務」と、これだけは、意図的に憶えてください。
こんな風に、「電気工事士でなければできない作業」とは、技能試験にてよく問われる作業である、という次第です。
漢字だらけの文章に辟易している方は、「電気工事士でなければできない作業」リストの1つ1つを、技能試験のテキストの諸作業と、照合してみてください。
4~5個くらいは、「ああ、これは技能試験で問われるとこなので、電気工事士オンリーの作業なんだな」的に、憶えることができます。
技能試験でやることを参考にすると、ぐんぐん頭に入っていくはずです。漢字より、画像や写真の方がよほどに頭に残ります。
先述しましたが、どのみち、技能の教材を買うので、先に買って、筆記の勉強に役立たせてください。
参考:技能試験の教材
2016年3月7日 1:11 PM
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