第2種電気工事士 学科試験の勉強方法 電気工事で必要な測定と検査‐令和6年度(2024年度)試験対応

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

第2種電気工事士の学科試験の試験科目の「電気工事で必要な測定と検査」の勉強方法を述べたページ。文系ド素人の人向け。計器記号、動作原理を表す記号・置き方を表す記号、測定器の写真鑑別、測定器の使い方、竣工検査の勉強方法や注意事項、ポイント、優先順位を説述。主に、文系向けの内容。主に、文系向けの内容。令和6年度(2024年度)試験対応済み。

電気工事で必要な測定と検査の勉強方法を手短に

 

 

 まずもって、上の画像のような「計器記号」の単元ですが、当該「動作原理を表す記号」と「置き方を表す記号」は、ごく稀にしか出ません。

 優先順位は、かなり低いです。

 “3~5年に1回くらい”しか出ません。

 無理してやる必要はないので、他に遅れている論点があるなら、そちらを優先してください。

 当該「計器記号」は、過去問だけやっていればいいですが、そう出題もされないため、先の「H30 上期 27問」と「R4 上期午前 27問」くらいが解けるようになっていれば、OKかと思います。

 それ以上は、追及しなくていいでしょう。

測定器の写真鑑別

 

 

 

 「測定器の写真鑑別」ですが、これは、カンタンです。ぜひ得点減としましょう。

 やることは、各測定器の特徴(MΩ、Hz、μFなど)の暗記です。

 以下の当方のブログの…、

 「測定器(ムズカシ系)の写真判別の憶え方‐検相器・検電器

 「測定器(カンタン系)の写真判別の憶え方‐クランプ型電流計・照度計・周波数計・回転計

 「測定器(重要系)の写真判別の憶え方‐絶縁抵抗計・接地抵抗計・回路計

 …あたりで、対策を練ってください。

 測定器の写真鑑別は、出たらボーナス問題なのですが、最近は、あまり出題されていません。当てにしないようにしましょう。出たらラッキーと思って、ほくそ笑んでください。

測定器の使い方

 次に、「測定器の使い方」ですが、年々難化しています。

 テキスト・過去問に載っていることを確実に押さえてください。んで、それらを超える新手の問題が出たら、諦めましょう。

 「測定器の使い方」ですが、文系ド素人には厳しい実務的な問題が問われることが多くなっていて、たとえば…、

 「測定器○○を使うときは××スイッチをオフにしておく」とか…、

 「デジタルの測定器○○を使うときは、コレコレこうする」といった…、

 …感じの、電気工事の素人には到底わからない出題です。

 対策としては、ぶっちゃけ、「過去問の暗記」です。

 「2電工学科の要チェックの難問・奇問・珍問・ひっかけ問題リスト」に、該当する過去問をリストアップしています。

 当該リストにある過去問の個々の選択肢と答えとを丸憶えして試験に臨んでください。選択肢の1~2個は解けるでしょうから、正解可能性が“ぐっと”上がります。

 次に、これまた、文系ド素人に厳しいのが、「デジタル計器・アナログ計器」系統の問題です。

 この手の出題は、正直言って、確たる対策がないです。

 先に挙げた「2電工学科の要チェックの難問・奇問・珍問・ひっかけ問題リスト」の過去問を丸憶えして試験に臨むくらいが関の山です。 過去問の丸憶えで選択肢を1~2個潰すことができれば、残る選択肢がわからなくても、「運」で得点できる可能性が高まります。

 対して、どうにもならない問題が出たら、深追いせず諦めましょう。他の問題に活路を見出してください。

竣工検査

 「竣工検査」は、テキスト・過去問のみでいいです。

 凝った出題はなく、テキストレベル・過去問レベルの出題がほとんどです。

 参考:R2 下期午後 27問

 ただ、ときに、新手の問題が出ることがあります。

 最近の新手問題には、「R5 上期午後 第24問」があります。

 当該問題は、選択肢をじっくり読めば、まだしも解けますが、まったく未知の問題が出たら、さっさ諦めましょう。

 近年の第2種電気工事士の学科では、文系ド素人には厳しい出題が散見されるようになっています。

 テキスト・過去問で解けない問題に遭遇したら、さっさと捨てて、拘泥しないようにしてください。

 時間の無駄だからです。他に取れる問題は、たくさんあります。

 これは個人的な雑感ですが、学科試験の問題には、意図的に、到底解けない問題や分からない問題を出して、受験生を足止めしている感がします。

 テキスト・過去問のレベルを超えた問題は、まず、「捨て問」としましょう。拘泥しません。本腰を入れません。

 学科の全部の問題を解いた後の“見直し時”に、じっくりと時間をかけて解いてみてください。

電気工事で必要な測定と検査:まとめ

 以上が、学科試験の「電気工事で必要な測定と検査」の勉強方法です。

 かつては、余裕のよっちゃんで、文系にとっても得点源だったのですが、最近の試験では、厳しい出題が目立ちます。

 過去問に出た問題は、100%確実に解けるようになっておきましょう。

 先に挙げた「2電工学科の要チェックの難問・奇問・珍問・ひっかけ問題リスト」をフル活用してください。

 んでは、「法令」に続きます。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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