第2種電気工事士の筆記試験の法令科目「電気設備技術基準」では、「電圧種別」が頻出です。低圧・高圧・特別高圧に加えて、交流と直流とがあり、初心者はド混乱しますが、当該数字は実に簡単で、小学生でも即、憶えられます。
第2種電気工事士の筆記で、「電気設備技術基準」が出ないことはありません。
とりわけ頻出事項なのが、「電圧種別」です。
結論から言うと、「6・7・5」が憶え方のコツです。
「6・7・5」という順番が大事なので、「6・7・5」のまま頭に入れます。
さまぁ~ずの三村風に、「6、7、と昇順と来て、最後は5かよっ!(普通なら8だろっ!)」的に、突っ込みを入れる感じで、憶えてください。
で、「6・7・5」ですが、下の画像を、頭に刻み込んでください。
「6・7・5」の説明に入ります。
まずは、おさらいからです。
当該「電圧種別」には、「交流」と「直流」の2つがあります。
「交流」の数字は…、
低圧は、600V以下。
高圧は、600V超~7千V以下。
特別高圧は、7千超。
…です。
「直流」の数字は…、
低圧は、750V以下。
高圧は、750V超~7千V以下。
特別高圧は、7千超。
…です。
太字に下線のところだけ、違うところで、後は一緒です。
ですから、当該違うところだけを、まず頭に入れたらいいという次第で、ゆえに「6・7・5」と相なる次第です。
残る作業は、当該「6・7・5」の数字の組合せを押さえていくだけです。
交流は、「6・7・5」のうち「6・7」を使います。
下の画像の左側の、赤い部分です。
「6・7」の「6」が、交流・低圧の最小値「600V以下」を示し…、
「6・7」の「7」は、交流・高圧の最大値の「7千V以下」です。
加えて、「7」は、特別高圧の最小値「7千超」です。
直流は、「6・7・5」のうち「7・5」を使います。
下の画像の右側の、青い部分です。
「7・5」は、低圧の最小値「750V以下」を示します。
また、「7・5」は、高圧の最小値の「750V超」でもあります。
最後に、「7・5」の「7」が、特別高圧の最小値「7千超」となります。
さて、「特別高圧」は、「7千超」でした。
ぶっちゃけて言うと、「特別高圧」は、第2種電気工事士と無関係の電圧のため(2電工では工事できないため)、本試験では、出題されないと思われます。
試験に出るのは、業務に関係してくる、交流600vと直流750vのところだけです。
「特別高圧」は、「7」という数字だけ、ざっくり見ておけばよいでしょう。交流と直流の数字に違いもありませんし。
文字にして追うと、凄くややこしいのですが、実際は「6・7・5」という数字を頭の中で整理するだけなので、カンタンです。
一度、チラシの裏に、「AC(交流)」と「DC(直流)」と殴り書きして、その上に、「6・7・5」という数字を書き、低圧・高圧・特別高圧のそれぞれに、数字を“振り分ける”様な感じで、書き出してみてください。
普通に、「低圧の交流は600V以下云々・・・」と唱えるよりも、数倍早く頭に入るし、数字の混同が起きません。
たとえ、本試験中に、細かいところをド忘れしても、とりあえず「6・7・5」という数字を、問題用紙の空白に書くことができれば、何とか正解を導けます。
また、当該論点には、「以下」と「超」という、うっかりするとわからなくなる用語が含まれているので、不安な方は、「法律用語のコツ:以下・以上・未満・超える」で、その意味を再確認しておいてください。
結構、アレレとなります。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。
2016年3月18日 9:50 AM
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