登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「し」の付く生薬の「シンイ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「シンイは、もくれん科のMagnolia biondii Pampanini 、ハクモクレン、Magnolia sprengeriPampanini、タムシバ又はコブシなどの蕾を基原とする。」
「鎮静、鎮痛の作用が期待される。」
…以上です。
英語の基原は、諦めましょう。
余裕があれば、カタカナのハクモクレンと、タムシバ又はコブシくらいを押さえましょう。ここまでやれば、試験対策的には、十分です。
ちなみに、基原のタムシバは、こんなものです。
見たことがあるようでない、白い花です。
「シンイ」は、出題実績があります。余裕があれば、押さえておくとよいでしょう。
優先順位は、「そこそこ」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬には、「【指定第2類医薬品】奥田脳神経薬M 150錠」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「シンイは、ウマノスズクサ科のウスバサイシンまたはケイリンサイシンの根及び根茎を基原とする。鎮痛、鎮咳、利尿などの作用を有するとされ、鼻閉への効果が期待される。」
…といった感じに出題されています。
「シンイは、ウマノスズクサ科のウスバサイシンまたはケイリンサイシンの根及び根茎を基原とする。鎮痛、鎮咳、利尿などの作用を有するとされ、鼻閉への効果が期待される。」ですが、誤った記述です。
そこそこ難しい問題です。
「シンイ」は、「鎮静、鎮痛」の作用はありますが、「鎮咳、利尿」などの作用はなく、また、「鼻閉への効果」も見られません。
また、基原のところも、間違っています。
選択肢の言う「ウマノスズクサ科のウスバサイシンまたはケイリンサイシン」が基原なのは、「サイシン」です。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
さて、「シンイ」ですが、特徴もなく、憶えにくいです。
機械的に、「シンイ・・・鎮静、鎮痛」と、配偶者の近くでブツブツ唱えて、試験勉強のかこつけて、嫌がらせをしてください。
ちなみに、「鼻閉」に効果があるのは、「ケイガイ」や「サイシン」です。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
シンイ --- 「○○、○○」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「し」の付くの生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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