第11問‐東京都 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「妊婦等」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第11問‐妊婦等

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常 を起こす危険性が高まるとされている。」ですが、正しい記述です。

 「ビタミンA」の正しい記述です。

 「適正使用」でも出る論点なので、ガチで押えておきましょう。

 参考:相談すること 妊婦等(妊婦又は妊娠していると思われる人)

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「胎盤には、胎児の血液と母体の血液とが混ざりあう仕組み(血液-胎盤関門)がある。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「混ざりあう仕組み」のところです。

 正しくは、「混ざらない仕組み」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「便秘薬のように、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがあ る。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 便秘薬ですが、いうなれば、「瀉下成分」です。

 「センノシド」などに、選択肢のような禁忌があります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「授乳婦が使用した医薬品の成分が乳汁中に移行することはない」ですが、誤った記述です。

 乳汁移行する成分は、ジフェンヒドラミン塩酸塩やジフェンヒドラミンサリチル酸塩、アミノフィリン水和物など、多々あります。

 参考:使用しない 女性系

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品の本質2

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:健康食品

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:医薬品の副作用

 7問:医薬品の使用

 8問:医薬品と食品との相互作用

 9問:小児

 10問:高齢者

 11問:妊婦等

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:一般用医薬品で対処可能な症状

 16問:販売時コミュニケーション

 17問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 18問:スモン及びスモン訴訟

 19問:ヒト免疫不全ウイルス(HIV)訴訟

 20問:CJD及びCJD訴訟

令和5年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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