本問は、薬害:スモン訴訟についての出題です。基礎知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。難易度は「ふつう」です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「スモン訴訟は、解熱鎮痛薬として販売されたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症(スモン)に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「解熱鎮痛薬」のところです。
正しくは、「整腸剤」です。
こんな次第で、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。
細かいところまで出るので、テキストの精読は必須です。
bの「スモンはその症状として、激しい腹痛を伴う下痢、下半身の痺れ、歩行困難等が現れるが、麻痺が上半身に拡がることはない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「麻痺が上半身に拡がることはない。」のところです。
正しくは、「麻痺が上半身に拡がることがある。」です。
上半身まで麻痺が広がり、視覚障害となって、失明に至ることもあります。
よって、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。
当該選択肢は、よく出るので、テキストの精読は必須です。
「スモン訴訟」のキーワードは…、
「整腸剤」、「キノホルム製剤」、「亜急性脊髄視神経症(スモン)」、「一般用医薬品で売られていた」などです。
なお、引っかけとして、「亜急性脊髄視神経症(スモン)」が、「慢性脊髄視神経症(スモン)」などと変えられる可能性があるので、細かいところまで、きっちり読み込んでおきましょう。
cの「スモン訴訟を契機の一つとして、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。」ですが、正しい記述です。
「サリドマイド訴訟」と「スモン訴訟」を契機に、「医薬品副作用被害救済制度」が創設されました。
よって、選択肢の「c」は、「正」と相なります。
本問のように、『薬害』からの教訓を受けて、何らかの組織や制度が新設されます。
たとえば、HIV訴訟を踏まえ『検査や献血時の問診』の充実が、HIV訴訟・CJD訴訟を受けて、『生物由来製品による感染等被害救済制度』が創設されました。
訴訟と新制度等の因果関係を、きっちり押えましょう。よくよく問われます。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
先の組み合わせを探せば、「3」と相なります。
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
1問:医薬品概論・・・「ふつう」。
2問:リスク・安全性・・・「ふつう」。
3問:健康食品等・・・「ふつう」。
4問:副作用一般・・・「ふつう」。
5問:アレルギー・・・「ふつう」。
6問:一般用医薬品・・・「ふつう」。
7問:医薬品の相互作用・・・「ふつう」。
8問:アルコール・・・「ふつう」。
9問:乳児・幼児・小児・・・「ふつう」。
10問:高齢者・・・「やさしい」。
11問:妊婦・授乳婦・・・「ふつう」。
12問:治療と一般用医薬品・・・「やさしい」。
13問:プラセボ効果・・・「ふつう」。
14問:医薬品の品質・・・「ふつう」。
15問:一般用医薬品販売時の登録販売者・・・「ふつう」。
16問:販売時のコミュニケーション・・・「ふつう」。
17問:薬害:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
18問:薬害:スモン訴訟・・・「ふつう」。
19問:薬害:HIV訴訟・・・「ふつう」。
20問:薬害:CJD・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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