第1問は、医薬品概論です。多々諸々の論点を1問に入れてみました、という「幕の内弁当問題」です。テキストを精読して過去問演習をしていれば、まず取れます。常識も働かせましょう。難易度は「ふつう」です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
どの選択肢も、テキストの記載事項なので、精読していれば、穏当に、判断できるはずです。
また、内容を知らなくても、常識的に考えれば、解けます。
選択肢aの「医薬品は本来、人体にとっては異物(外来物)である。」ですが、一読して、おかしなところはありません。
その通りとしか、言いようがないので、テキストでチェックを入れておきましょう。
よって、「正」となります。
bの「医薬品が人体に及ぼす作用は複雑かつ多岐に渡り、医療用医薬品についてはそのすべてが解明されていないが、一般用医薬品については、そのすべてが解明されており、期待される有益な効果(薬効)のみをもたらす。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、下線の「一般用医薬品については、そのすべてが解明されており、期待される有益な効果(薬効)のみをもたらす。」のところです。
まず、前半ですが、一般用医薬品といえども、その作用の全ては解明されていません。
んで、後半ですが、一般用医薬品でも、薬害が生じる可能性があります。
一般用医薬品でも、たとえば、「プソイドエフェドリン塩酸塩」のように、糖尿病の人・心臓病の人は、使用を避ける成分が含まれています。
こんな次第で、「×」となります。
まあ、当該選択肢は、「すべて」や「のみ」といった、“大げさな表現”が使われています。
こういう大げさな表現がなされた選択肢は、得てして「誤っている」のが常です。
たとえば、「全ての配偶者は、美しい」という文言は、「誤り」です。隣で寝ている人の顔を見れは、わかるはずです。
こうした次第で、選択肢の表現から、判断するの一手です。
選択肢cの「一般用医薬品は、医療用医薬品に比べて安全性が高いので、市販後に、新たな知見等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みは設けられていない。」ですが、これは、おなじみのアレを思い出せば、即答できるはずです。
アレとは、「GPSP(Good Post-marketing Study Practice)」です。
「医薬品の製造販売後の調査・試験の実施の基準)」ですが、当該基準があるのですから、「市販後にも安全性の確認が行われる仕組みにはなっている」ことになります。
先の下線の部分が誤りとなります。
よって、選択肢は、「誤」と相なります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」を探せば、「4」と相なります。
正解:4
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
1問:医薬品概論・・・「ふつう」。
2問:リスク・安全性・・・「ふつう」。
3問:健康食品等・・・「ふつう」。
4問:副作用一般・・・「ふつう」。
5問:アレルギー・・・「ふつう」。
6問:一般用医薬品・・・「ふつう」。
7問:医薬品の相互作用・・・「ふつう」。
8問:アルコール・・・「ふつう」。
9問:乳児・幼児・小児・・・「ふつう」。
10問:高齢者・・・「やさしい」。
11問:妊婦・授乳婦・・・「ふつう」。
12問:治療と一般用医薬品・・・「やさしい」。
13問:プラセボ効果・・・「ふつう」。
14問:医薬品の品質・・・「ふつう」。
15問:一般用医薬品販売時の登録販売者・・・「ふつう」。
16問:販売時のコミュニケーション・・・「ふつう」。
17問:薬害:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
18問:薬害:スモン訴訟・・・「ふつう」。
19問:薬害:HIV訴訟・・・「ふつう」。
20問:薬害:CJD・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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