5問‐大阪府 H30年度(2018年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第5問は、アレルギーの問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。

5問‐アレルギー

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 アレルギーは、どのような医薬品でも生じるおそれがあります。

 アレルギーも、副作用の1つなので、試験ではよく問われます。ほぼ例年、出ています。

 テキストをきっちり読み込んで、確実に解けるようになっておきましょう。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 選択肢aの「医薬品のアレルギーは、内服薬によって引き起こされるものであり、外用薬によって引き起こされることはない。」ですが、誤った記述です。

 よくある勘違い事項です。

 アレルギーは、外用薬によっても引き起こされることがあります。

 アレルギーは、粉薬や錠剤だけに生じるものではありません。

 外皮用薬や痔の薬、目薬や鼻の薬でも、アレルギーが生じるおそれがあります。

 こうした次第で、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。

 口に入れる薬だけに気をつければいい、ってなわけではありません。

解説:b

 bの「アレルギーには遺伝的な要素もあり、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、医薬品の使用の際に注意が必要である。」ですが、そのとおりの記述です。

 アレルギーは、遺伝的要素のほか、体質的要素もあるので、要注意です。

 こうした次第で、選択肢の「b」は、「正」と相なります。

解説:c

 cの「基本的に薬理作用がない添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)とはならない。」ですが、誤った記述です。

 添加物も、アレルゲンとなります。

 試験によく出る添加物に、「カゼイン」があります。

 カゼインは、牛乳が原料なので、牛乳アレルギーの人は、カゼインがアレルゲンになるおそれがあります。

 また、正しい例ではないかもしれませんが、ひどく疲れていたり、身体が弱っているときに、サバを食べると、ジンマシンが出るのは、有名な話です。(間違ってたら一報ください。)

 食品のサバでもアレルゲンになるのですから、添加物でも、アレルゲンになる可能性はあるように思われます。

 こうした次第で、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 これらの組み合わせを探せば、「5」と相なります。

 正解:5

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品概論・・・「ふつう」。

 2問:リスク・安全性・・・「ふつう」。

 3問:健康食品等・・・「ふつう」。

 4問:副作用一般・・・「ふつう」。

 5問:アレルギー・・・「ふつう」。

 6問:一般用医薬品・・・「ふつう」。

 7問:医薬品の相互作用・・・「ふつう」。

 8問:アルコール・・・「ふつう」。

 9問:乳児・幼児・小児・・・「ふつう」。

 10問:高齢者・・・「やさしい」。

 11問:妊婦・授乳婦・・・「ふつう」。

 12問:治療と一般用医薬品・・・「やさしい」。

 13問:プラセボ効果・・・「ふつう」。

 14問:医薬品の品質・・・「ふつう」。

 15問:一般用医薬品販売時の登録販売者・・・「ふつう」。

 16問:販売時のコミュニケーション・・・「ふつう」。

 17問:薬害:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。

 18問:薬害:スモン訴訟・・・「ふつう」。

 19問:薬害:HIV訴訟・・・「ふつう」。

 20問:薬害:CJD・・・「ふつう」。

H30 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H30 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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