本問は、「適正使用」の「一般用医薬品の添付文書3」の問題です。「はったり」の選択肢が1つあります。これ以外の選択肢も、そこそこ手ごわいです。すべての選択肢が解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「令和3年8月1日から、紙の添付文書の同梱を廃止し、注意事項等情報は電子的 な方法により提供されることになった。」ですが、誤った記述です。
紙の添付文書が廃止されたのは、「医療用医薬品」です。
一般用医薬品は、紙の添付文書が提供されています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「尿や便が着色することがある旨の注意が記載される場合がある」ですが、正しい記述です。
「⑧ 成分及び分量(一般用検査薬では「キットの内容及び成分・分量」)」には…、
「尿や便が着色することがある旨の注意や、服用後、尿や便の検査値に影響を与 えることがある場合の注意等、」
「配合成分(有効成分及び添加物)に関連した使用上の注意事 項がある場合には、成分及び分量の項目に続けて、これと区別して記載されている」
…とあります。
急に大小の色が変わったら、ビックリですよね。だから添付文書にも記載されるってな次第です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「作用機序の記載が義務づけられている。」ですが、誤った記述です。
登録販売者試験には珍しい「はったり」問題です。
手引きには、選択肢のような、「作用機序の記載」についての記述が「ない」です。
義務が「ある」なら、当然、手引きに載っているはずですよね。
手引きに載って「ない」のは、そんな義務が「ない」からです。
テキストを精読しておけば、こんな語句あったか?といった感じで、解けたかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「リスク区分の記載は、省略されることがある。」ですが、誤った記述です。
記載が省略されるのは、販売名に薬効名が含まれているような場合の「薬効名」です。
選択肢の「リスク区分の記載」ですが、手引きには、「各製品のリスク区分が記載されている」としかありません。
選択肢の言うような省略規定は、「ない」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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