第101問‐奈良県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「一般用医薬品の添付文書」についての問題です。難しいところはありません。テキストや過去問で、基礎・基本事項を押えて臨んでください。

第101問‐一般用医薬品の添付文書

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「病気の予防・症状の改善につながる事項(いわゆる「養生訓」)は、症状の予防・ 改善につながる事項について一般の生活者に分かりやすく示すために、必ず記載し なければならない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「必ず記載し なければならない」のところです。

 養生訓ですが、必須記載ではないです。

 また、「必ず」という強い語句があるので、ここでも、判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「添付文書の内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情 報に基づき、3年に1回定期的に改訂がなされる」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「3年に1回定期的に」のところです。

 正しくは、「随時」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「要指導医薬品の添付文書や製品表示に記載されている適正使用情報は、その適切 な選択、適正な使用を図る上で特に重要であるため、医師、薬剤師、登録販売者等 の専門家だけが理解できるような表現で記載されている」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「医師、薬剤師、登録販売者等 の専門家だけが理解できるような表現で記載されている」のところです。

 要指導医薬品であっても、適正使用情報は、一般の生活者に理解しやすい平易な表現 でなされています。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「副作用については、まず、まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに 症状が記載され、そのあとに続けて、一般的な副作用について関係部位別に症状が 記載されている」ですが、誤った記述です。

 「逆」になっています。

 手引きには…、

 「副作用については、i) まず一般的な副作用について関係部位別に症状が記載され、」

 「そのあとに続けて、ii) まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに症状が記 載されている」

 …とあります。

 「一般的な副作用→まれな副作用」と相なります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:一般用医薬品の添付文書

 102問:一般用医薬品の添付文書2

 103問:一般用医薬品の添付文書3

 104問:使用期限の表示

 105問:保管及び取扱い

 106問:副作用報告書の患者情報

 107問:企業からの副作用の報告

 108問:救済制度

 109問:救済制度の給付の種類

 110問:総合機構のホームページ

 111問:安全性情報等

 112問:啓発活動

 113問:塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)

 114問:医薬品PLセンター

 115問:ステロイド性抗炎症成分

 116問:使用上の注意

 117問:運転操作をしない

 118問:長期連用しない

 119問:相談すること‐グリセリン

 120問:グリチルリチン酸

令和5年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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