登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第75問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「点眼薬と点鼻薬の注意事項」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第75問‐点眼薬と点鼻薬の注意事項

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「点眼薬により、ショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性の副作用 を生じることがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽 薬(うがい薬) 等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。」

 …とあります。

 たかが目薬と言って舐めちゃダメなんですよ。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外 の部位に到達して起こる副作用を軽減するためには、点眼後に目頭の鼻涙 管の部分を押さえることが有効である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 なお、「ひっかけ」で、目頭が目尻に変えられたことがあったので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「点鼻後に鼻腔 粘膜で吸収された点鼻薬の有効成分は、初めに肝臓で代謝 を受けて全身に分布する。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「初めに肝臓で代謝 を受けて全身に分布する」のところです。

 正しくは、「初めに肝臓で代謝を受け ることなく全身に分布する」です。

 手引きには…、

 「 粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成 分は循環血液中に移行しやすく、また、坐 剤等の場合と同様に、初めに肝臓で代謝を受け ることなく全身に分布するため、全身性の副作用を生じることがある」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「一般用医薬品に分類される点鼻薬には、全身作用を目的とするものもある」ですが、誤った記述です。

 そんなものはありません。

 手引きには…、

 「鼻腔 の粘膜に医薬品を適用する場合も、その成分は循環血液中に入るが、一般用医薬品 には全身作用を目的とした点鼻薬はなく、いずれの医薬品も、鼻腔 粘膜への局所作用を目 的として用いられている」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化管

 62問:消化器系

 63問:呼吸器系

 64問:血液

 65問:脾臓・リンパ系

 66問:泌尿器系

 67問:目

 68問:鼻・耳

 69問:外皮系

 70問:筋組織

 71問:脳、神経系

 72問:薬が働く仕組み

 73問:薬の代謝、排泄

 74問:剤形

 75問:点眼薬と点鼻薬の注意事項

 76問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 77問:偽アルドステロン症

 78問:消化器系及び呼吸器系に現れる副作用

 79問:循環器系に現れる副作用

 80問:皮膚に現れる副作用

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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