登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第64問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「血液」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第64問‐血液

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「血液の粘稠 性は、主として血漿 の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂 質量はほとんど影響を与えない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「血液の粘稠 性は、主として血漿の水分量や 赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない」

 …とあります。

 脂っこいものを食べたからと言って、血液はドロドロにはならないんですね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「赤血球は中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占める。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには、そのまんまですが…、

 「中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占め、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。」

 …とあります。

 数字は、常に狙われています。変えられてもいいように、押えておきましょう。

 参考:人体の数字2

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「アルブミンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところで酸素 分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところで酸素分子を放出す る性質がある。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「アルブミン」のところです。

 正しくは、「ヘモグロビン」です。

 「アルブミン」は、血漿に含まれる成分で、「アルブミンは、血液の浸透圧を保持する(血漿 成分が血管から組織中に漏れ出るのを防 ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によ って運ばれるときに代謝や排泄 を受けにくくする」です。

 併せて、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「健常人の血液において、白血球のなかでリンパ球が最も数が多い。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「リンパ球」のところです。

 正しくは、「好中球」です。

 超絶定番の数字です。できないとダメです。

 手引きには…、

 「好中球は、最も数が多く、白血球の約60%を占めている。」

 …とあります。

 そして、「リンパ球は、白血球の約1/3を占め」とあります。

 んで、「単球は、白血球の約5%と少ない」とあります。

 「人体の数字2」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、

 正解:3

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人体

 61問:消化管

 62問:消化器系

 63問:呼吸器系

 64問:血液

 65問:脾臓・リンパ系

 66問:泌尿器系

 67問:目

 68問:鼻・耳

 69問:外皮系

 70問:筋組織

 71問:脳、神経系

 72問:薬が働く仕組み

 73問:薬の代謝、排泄

 74問:剤形

 75問:点眼薬と点鼻薬の注意事項

 76問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 77問:偽アルドステロン症

 78問:消化器系及び呼吸器系に現れる副作用

 79問:循環器系に現れる副作用

 80問:皮膚に現れる副作用

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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