登録販売者 過去問+解説 関西広域連合 令和7年度(2025年度)第80問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「皮膚に現れる副作用」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第80問‐皮膚に現れる副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「アレルギー性皮膚炎は、医薬品が接触した皮膚の部位にのみ生じる。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の記述は、接触皮膚炎のものですね。

 手引きには…、

 「接触皮膚 炎は医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特 徴である。」

 …となっています。

 対して、「アレルギー性皮膚炎」は、「アレルギー性皮膚炎の場合は、発症部位は医薬品の接触部位に限定されない」とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化す る場合がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「その症状は医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合があ る。

 「貼付剤の場合は剥がした後でも発症することがある。」

 「光線過敏症が現れた場合は、原因 と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、 遮光(白い生地や薄手の服は紫外線を透過するおそれがあるので不可)して速やかに医師の 診療を受ける必要がある」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品を使用した後に発疹 ・発赤等が現れた場合は、薬疹 の可能性を考慮 し、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「医薬品を使用した後に発疹 ・発赤等が現れた場合は、薬疹 の可能性を考慮すべきである。」

 「 重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。」

 「痒み等の症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難 にするおそれがあるため、避けるべきである。」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「接触性皮膚炎は、外用薬の副作用で生じることはない。」ですが、誤った記述です。

 んなーこたないですね。

 手引きには…、

 「一般に 「かぶれ」と呼ばれる日常的に経験する症状であるが、外用薬の副作用で生じることもある

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

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人体

 61問:消化管

 62問:消化器系

 63問:呼吸器系

 64問:血液

 65問:脾臓・リンパ系

 66問:泌尿器系

 67問:目

 68問:鼻・耳

 69問:外皮系

 70問:筋組織

 71問:脳、神経系

 72問:薬が働く仕組み

 73問:薬の代謝、排泄

 74問:剤形

 75問:点眼薬と点鼻薬の注意事項

 76問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 77問:偽アルドステロン症

 78問:消化器系及び呼吸器系に現れる副作用

 79問:循環器系に現れる副作用

 80問:皮膚に現れる副作用

令和7年度 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和7年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。

 登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。

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