本問は、「医薬品」の「口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)の配合成分」についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して、グリセリンが配合されている場 合がある。」ですが、誤った記述です。
「グリセリン」は、「局所保護成分」で、「喉の粘膜を刺激から保護する成分」です。
選択肢の「粘膜組織の修復を促す作用」は、「アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的と して、グリチルリチン酸二カリウムが配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。
「抗炎症成分」の「グリチルリチン酸二カリウム」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「クロルヘキシジングルコン酸塩は、低刺激性の殺菌消毒成分であるため、口腔 内に傷 がある人でも使用することができる」ですが、誤った記述です。
「クロルヘキシジングルコン酸塩」は、「殺菌消毒成分」ですが、手引きには…、
「クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽 薬については、口腔 内に傷やひどいただ れのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある」となっています。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
選択肢の「低刺激性の殺菌消毒成分」というところに、だまされないようにしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「妊娠中に摂取されたヨウ素の一部は血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、ヨ ウ素系殺菌消毒成分を長期間にわたって大量に使用した場合には、胎児にヨウ素の過剰 摂取による甲状腺機能障害を生じるおそれがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「妊娠中に摂取されたヨウ素の一部は血液-胎盤関門を通過して胎児に移行するため、」
「長期間 にわたって大量に使用された場合には、胎児にヨウ素の過剰摂取による甲状腺機能障害を生 じるおそれがある。」
「また、摂取されたヨウ素の一部が乳汁中に移行することも知られており、 母乳を与える女性では、同様に留意される必要がある」
…とあります。
禁忌は、意識して押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「ヨウ素系殺菌消毒成分」には、「ポビドンヨード」、「ヨウ化カリウム」、「ヨウ素」があります。
これらに共通する禁忌です。一石三鳥ですね。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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