本問は、「医薬品」の「止瀉薬」についての問題です。生薬の選択肢が1つあります。かなり正しい知識があれば、消去法的に最終解答を導くことができますが、そこそこ厳しいです。すべて基礎的なものなので、復習しておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢1の「ベルベリン塩化物は、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられ る。」ですが、正しい記述です。
「腸内殺菌成分」の「ベルベリン塩化物」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉 薬は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えに よる下痢の症状に用いられることを目的としており、食あたりや水あたりによる下痢に ついては適用対象ではない。」ですが、正しい記述です。
「止瀉成分」の「ロペラミド塩酸塩」の正しい記述です。
禁忌がそこそこあって、狙われている成分です。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「ゴバイシは、過剰な腸管の(蠕動)運動を正常化し、あわせて水分や電解質の分泌も 抑える止瀉 作用がある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「ゴバイシ」ですが、「腸粘膜を引き締める(収斂)作用が期待」です。
選択肢の言う「過剰な腸管の(蠕動)運動を正常化」ウンヌンのものは、「木クレオソート」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス等のビスマスを含む成分については、海外にお いて長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があり、1週間以上継続して使 用しないこととされている」ですが、正しい記述です。
「止瀉成分」の「次没食子酸ビスマス」と「次硝酸ビスマス」の正しい記述です。
「適正使用」でも出る論点なので、副作用の「精神神経症状」と「1週間以上継続して使 用しない」は、シッカリと押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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