本問は、「医薬品」の「駆虫薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「腸管内に生息する寄生虫の虫体、虫卵及び腸管内以外に潜伏した幼虫に駆虫作用を示 す。」ですが、誤った記述です。
駆虫薬ですが、腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばないです。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「一度に多く服用することや複数の駆虫薬を併用することは、駆虫効果が高まるので推 奨されている。」ですが、誤った記述です。
「誤った薬の常識」問題です。
手引きには…、
「駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現れやすく なるため、定められた1日の服用回数や服用期間を守って適正に使用されることが重要である。」
「同様に、複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、副作用が現れやすくなり、ま た、組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもある」
…とあります。
一般用医薬品に共通しますが、重複使用や過剰使用が推奨される薬はありません。
これさえ憶えておけば、この種の選択肢をすべて判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「サントニンは、肝臓で代謝されるため、肝臓病の診断を受けた人は使用する前に医師 や薬剤師に相談をする必要がある」ですが、正しい記述です。
「サントニン」の正しい記述です。
「適正使用」でも出るので、押えておきましょう。
参考:相談すること 基礎疾患1
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すために瀉 下薬を併用する場 合、ヒマシ油の併用は避ける必要がある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
ヒマシ油と駆虫薬の併用は、ダメです。
「適正使用」でも出ます。「使用しない 特徴系+その他」を参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする