80問‐香川県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「浣腸薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

80問‐浣腸薬

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「注入剤を使用する場合は、薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞っ て、薬液を押し込むように注入する。」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「グリセリンは血管修復作用を示すため、グリセリンが配合された浣 腸薬は、肛門や直 腸の粘膜に損傷があり出血している場合にしばしば使用される。」ですが、誤った記述です。

 「グリセリン」ですが、手引きには…、

 「グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、」

 「グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こす、また、腎不全を起こすおそれがある。

 「痔出血の症状がある人では、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師等に相談がなされるべきである」

 …とあります。

 当該論点は、「適正使用」でも、「相談すること 次の症状がある人」で出るので、押えておきましょう。

 まあ、そもそも、グリセリンに、血管修復作用は、ありません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症の可能性あり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 「誤っているもの」は、

 正解:3

 >>> 次の問題へ。

医薬品

 61問:かぜ(感冒)

 62問:かぜ薬の配合成分

 63問:抗炎症成分

 64問:漢方処方製剤(かぜ)

 65問:かぜ薬の配合成分と副作用

 66問:解熱鎮痛薬の働き

 67問:解熱鎮痛成分

 68問:眠気を促す薬

 69問:カフェイン

 70問:鎮暈薬

 71問:漢方処方製剤(小児の疳)

 72問:鎮咳去痰薬

 73問:口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)

 74問:胃の薬

 75問:胃腸に作用する薬

 76問:漢方処方製剤(胃)

 77問:腸の不調

 78問:腸の薬

 79問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 80問:浣腸薬

 81問:駆虫薬

 82問:強心薬

 83問:高コレステロール改善薬

 84問:貧血症状及び貧血用薬

 85問:循環器用薬

 86問:痔及び痔疾用薬

 87問:泌尿器用薬

 88問:婦人薬

 89問:内服アレルギー用薬

 90問:胃

 91問:眼科用薬

 92問:殺菌消毒成分

 93問:皮膚に用いる薬

 94問:口中に用いる薬

 95問:禁煙及び禁煙補助剤

 96問:ビタミン成分

 97問:漢方処方製剤 総合

 98問:公衆衛生用薬及び感染症の防止

 99問:衛生害虫、殺虫剤・忌避剤

 100問:一般用検査薬

令和3年度 香川県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする