本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤 総合」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が 期待でき、合わない漢方処方が選択されたとしても、副作用は招きにくいとされている。」ですが、誤った記述です。
手引きには、「効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなる」とあります。
まあ、常識的に、(証に合わないものはダメだろー)と、判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「漢方処方製剤の使用においても、腸間膜静脈硬化症のような重篤な副作用が起きるこ とがある」ですが、正しい記述です。
漢方処方製剤ですが、まれ重篤副作用に腸間膜静脈硬化症があります。
横断まとめの「まれ重篤 腸間膜静脈硬化症」を、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「漢方処方を構成する生薬には、複数の処方で共通しているものがあり、同じ生薬成分 を含む漢方処方製剤を併用した方が効果が高く、副作用のおそれもない」ですが、誤った記述です。
漢方処方製剤でも、「相互作用」に、注意しなくてはいけません。
手引きには…、
「漢方処方を構成する生薬には、複数の処方で共通しているものもあり、」
「同じ生薬を含む漢方処方製剤が併用された場合、作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなる恐れが ある。」
「また、漢方処方はそれ自体が一つの有効成分として独立したものであり、自己判断によってみだりに生薬成分が追加摂取された場合、」
「生薬の構成が乱れて処方が成立しなくなるおそれもある。」
「他の漢方処方製剤、生薬製剤又は医薬部外品の併用には注意が必要である」
…とあります。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「漢方処方製剤には、医療用医薬品と相互作用を示すものはない」ですが、誤った記述です。
相互作用を示すものもあります。
たとえば、「小柴胡湯とインターフェロン製剤」が有名です。
「適正使用」のガチ論点なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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